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為替モーニング東京市場2022年3月2日

2022年03月02日
(コラム執筆時間:09時16分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円114.30~115.50
ユーロ円127.30~128.50
ユーロドル1.1070~1.1200
豪ドル円82.50~83.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

ウクライナ情勢が深刻化する中、ロシアがウクライナの首都キエフにあるテレビ塔がミサイルで被弾されたことが警戒されている。市場はプーチン大統領の不可解な言動が読み切れない状態にあり、リスク回避の動きを一層速めている。そして、ロシアからの天然ガス供給が途絶える可能性も意識されており、原油価格が一時106ドル台後半まで急伸するなど、市場は再び様変わりの様相を呈している。相対的には原油高によるインフレ懸念を踏まえて、世界経済への影響を懸念する声が強い。米国株式市場ではNYダウが前日比597ドル安になるなど、投資家心理の冷え込みが重なっており、先行き不透明感がマーケットの圧迫要因になっている。相対的にはチャート分析並びにファンダメンタルズ分析も機能不全状態にあると言わざるを得ないだけに、引き続き相場の動意待ちの外部環境にある。当面、少なめの臨機応変な売買で対処することが得策であろう。

一方、ドル円はリスク回避の円買い志向が強まっているが、同時に有事のドル買いも発生しており、115円前後では身動きが取りづらい状況にある。引き続きレンジ幅ドル円114.30~115.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルはウクライナ情勢を背景に、一時1.11割れになるなど上値の重さが意識されている。現状ではストップロスが一巡したとは言い難く、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1070~1.1200を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、114円台半ば割れから押し目買いと共に、115円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.11割れから押し目買いと共に、1.12前後からナンピン売りで待機することを勧める

●邦銀勢によれば、株価動向を注視し、様子見スタンスを強めているが、輸出企業は昨日と同様に、ドル円115円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は114円台半ば割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、現状ではユーロドル1.11前後では利食いと損切りが混在しており、安易にどちらにも仕掛けづらい状況にある。1.11割れから押し目買いと共に、1.12台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円はドル円114円台半ば割れではロング、115円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は127円前後からから押し目買いと共に、129円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は82円台半ば前後から押し目買いと共に、83円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円113.80115.80
ユーロ円126.70128.85
ユーロドル1.10301.1245
豪ドル円82.1084.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
No position
前日のSL実行ポジション(SL&SP)
ユーロ円ロング50,000☆▼128.50(SL128.00売り)-¥25,000
2022年3月収支経過(01~02日)
通貨プラスマイナス前日
ドル円
ユーロ円-¥50,000-¥50,000
ユーロドル-¥32,000(-ドル250)-$250
豪ドル円+¥35,000+¥35,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円買い50,000☆128.50(SL128.00売り)
豪ドル円売り50,000☆83.80(SL84.30買い)
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000115.50(SL116.買い)
ドル円買い50,000114.30(SL113.90売り)
ユーロ円売り50,000129.00
ユーロ円買い50,000☆▼128.00(SL127.50売り)-¥25,000
ユーロドル売り50,0001.1270(SL1.1320買い)
ユーロドル買い50,000☆▼1.1150(SL1.1100売り)-$250
豪ドル円売り50,00084.10(SL84.50買い)
豪ドル円買い50,000☆△83.10(83.80ショートカバー)+¥35,000
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000115.40(SL115.80買い)
ドル円買い50,000114.30(SL113.90売り)
ユーロ円売り50,000128.40(SL128.80買い)
ユーロ円買い50,000127.30(SL126.80売り)
ユーロドル売り50,0001.1200(SL1.1250買い)
ユーロドル買い50,0001.1070(SL1.1020売り)
豪ドル円売り50,00083.80(SL84.30買い)
豪ドル円買い50,00082.60(SL82.10売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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