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為替モーニング東京市場2020年12月30日

2020年12月30日

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円103.00~104.30
ユーロ円126.30~127.50
ユーロドル1.2170~1.2300
豪ドル円78.00~79.30
相場状況の振り返りと今後の展開予想

新型コロナの世界感染者が8000万人超となり、遅かれ早かれ1億人突破は時間の問題になりつつある。その中、ワクチン接種が相次いで実施されているが、変異種の感染拡大も広がり、相対的に感染が更に加速している感すらある。補足的になるが、市場は米国や英国のワクチン接種に期待と関心が寄せられているが、中国やロシアでも信頼性に欠ける独自のワクチンの開発と接種が実施されるなど、ワクチン開発競争が政治絡みや覇権争いのツールになるなど、市場の混乱を招きやすい状況に作り出している。いずれにしても、先行き不透明感が払しょくされておらず、予断を許せない状況には変わりがない。そして、米下院では個人への直接給付の金額を2000ドルに増額する修正案を超党派で可決したことを好感し、ややドルを買い戻す動きも散見されているが、年度末を控えて、更なる調整主導の展開にあるだけに、余裕を持ったポジショニングで臨機応変な売買が求められる。

一方、ドル円は103円台半ば前後で定着した感もあるが、ワクチンの登場を背景に相対的なリスク回避の動きは後退しており、ドルを買い戻す動きが優勢になっている。引き続き直近のレンジ幅ドル円103.00~104.30円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは1.22台台底堅い展開ではあるが、変異種ウイルスに対する危機感もあり、欧州各地では都市封鎖が再実施されるなど、拙速的に買い上がる雰囲気は削がれている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.2170~1.2300を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円103円前後から押し目買いを勧めると共に、ドル円104円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.22割れから押し目買いと共に、1.23前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを継続する中、輸出企業は昨日と同様に、ドル円104円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業もドル円103円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、現状ではユーロドル1.22割れから押し目買いと共に、1.23前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円103円前後ではロング、104円台以上ではショートをイメージし、ユーロ円は126円台前半から押し目買いと共に、127円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは78円台前半から押し目買いと共に、79円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円102.50104.70
ユーロ円125.80128.00
ユーロドル1.21451.2350
豪ドル円77.7079.90

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ロング50,000☆104.00(SL103.10売り)
ユーロ円ショート50,000☆126.70(SL127.50買い)
ユーロドルショート50,000☆1.2250(SL1.2300買い)
2020年12月収支経過(01~30日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥25,000
ユーロ円+¥15,000
ユーロドル+¥53,900(+$425)
豪ドル円-¥75,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000104.20
ドル円買い50,000103.10(SL102.70売り)
ユーロ円売り50,000127.50(SL128.00買い)
ユーロ円買い50,000126.50
ユーロドル売り50,0001.2300(SL1.2350買い)
ユーロドル買い50,0001.2200
豪ドル円売り50.00079.40(SL79.90買い)
豪ドル円買い50,00078.10(SL77.60売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000104.10
ドル円買い50,000103.10(SL102.70売り)
ユーロ円売り50,000127.50(SL128.00買い)
ユーロ円買い50,000126.30
ユーロドル売り50,0001.2300(SL1.2350買い)
ユーロドル買い50,0001.2200
豪ドル円売り50.00079.30(SL79.80買い)
豪ドル円買い50,00078.20(SL77.70売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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