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為替モーニング東京市場2021年5月6日

2021年05月06日

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円108.70~109.70
ユーロ円130.70~131.70
ユーロドル1.1970~1.2070
豪ドル円84.00~85.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

な米10年債利回りが1.6%を割り込む展開であり、市場はややドル売りの反応を見せているが、その中、パウエルFRB議長がコロナ危機は脱してはいないが経済見通しが明るくなっており、経済再開で活動と雇用創出が活発になっていることを述べるなど、明日の米雇用統計に対する期待感が先行している嫌いもあるが、非農業部門雇用者数(NFP)の予想が98万人増と前回よりも強い内容なっており、NYダウの押し上げ材料になるなど、拙速的なドル売りは自重局面にあり、当面、ドルの更なる下落局面では買い戻しに転じることが無難であろう。

一方、ドル円は一時110円を目指す展開も期待されたが、ポジション調整売りに圧される格好で109円前後で推移している。相対的には米債券利回りの低下が影響している側面があるが、同時に下げ止まりの感も強く、過度なドル安局面は描きづらい状況にある。引き続きレンジ幅ドル円108.70~109.70円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは一時1.20割れになるなど、改めて上値の重さが意識されている。引き続き米ドル主導の展開には変わりがないが、ドル円と同様に米債券利回りの低下を背景に、更なる下値トライには慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1970~1.2070を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円108円台後半から押し目買いを勧めると共に、109円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.19台後半から押し目買いと共に、1.20台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円109円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円108円台半ば前後を中心に、108円台後半から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、戻り売りを優先しているが、現状ではユーロドル1.20台半ば以上からナンピン売りと共に、1.19台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円108円台半ば前後ではロング、109円台半ば以上ではショートをイージし、ユーロ円は130円台半ば前後から押し目買いと共に、131円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは84円前後から押し目買いと共に、85円台前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円108.20110.30
ユーロ円130.10132.25
ユーロドル1.19101.2110
豪ドル円83.5585.70

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
豪ドル円ショート50,000☆84.50(SL85.00買い
2021年4月収支結果(プラス+¥20,700)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥60,000
ユーロ円+¥50,000+¥45,000
ユーロドル-¥39,300(-ドル300)+$550
豪ドル円+¥70,000+¥20,000
前日の売買 東京市場(4/30)
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場(4/30)
ドル円売り50,000109.50(SL110.00買い)
ドル円買い50,000108.60(SL108.10売り)
ユーロ円売り50,000132.30(SL133.80買い)
ユーロ円買い50,000131.30
ユーロドル売り50,0001.2150(SL1.2200買い)
ユーロドル買い50,0001.2060
豪ドル円売り50,00085.00(SL85.50買い)
豪ドル円買い50,00084.10
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000109.70(SL110.10買い)
ドル円買い50,000108.80(SL108.40売り)
ユーロ円売り50,000131.70(SL132.20買い)
ユーロ円買い50,000☆△131.10(132.00ショートカバー)+¥45,000
ユーロ円買い50,000130.70(SL130.20売り)
ユーロドル売り50,0001.2060(SL1.2110買い)
ユーロドル買い50,000☆△1.2010(SL1.2120ショートカバー)+$550
ユーロドル買い50,0001.1970(SL1.1920売り)
豪ドル円売り50,00085.00(SL85.50買い)
豪ドル円買い50,00084.20
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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