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為替モーニング東京市場2021年12月29日

2021年12月29日
(コラム執筆時間:09時22分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円114.30~115.30
ユーロ円129.50~130.50
ユーロドル1.1270~1.1370
豪ドル円82.50~83.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

オミクロン株の感染拡大が懸念されている一方、重症化例が少ないとの安堵感も手伝い、市場全般は悲喜こもごもの状態にある。その中、米国株式市場ではNYダウは前日比95ドル高と5日続伸、一時11月8日の最高値を上回る場面もあり、一部ではコロナとの共存体質と共に、ポストコロナを背景に底堅い状況を見せている。そして、米10年債利回りはインフレ抑制のためにも金利先高観測は根強いものの、相対的には新型コロナの感染拡大、米中対立構造、そして、インフレ上昇懸念などもあり、リスク先行型のマーケットに傾斜しており、安易にポジションを取り切れない外部環境にある。ただ、潜在的な米金利先高観測があり、ドルを買い戻す動きが整っていると言える。反面、ロングの積み上がりを警戒する向きも深まっており、加速的なドル買戻しには半信半疑の状態にある。当面、年末調整を考慮し、一旦清算局面と捉えた方がリスクの軽減に繋がるであろう。

一方、ドル円は米10年債利回りが節目の1.15%台までは届いておらず、また、ドル円も115円台目前でもみ合い相場が続いているが、ドル円115円台では利食いと損切りが相混じっており、同レベル前後では清算局面を迎えつつある。引き続きレンジ幅ドル円114.30~115.30円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは、1.13前後で試行錯誤が続いているが、コロナ感染拡大懸念はあるが、重症化率の低下も手伝い、拙速的な下値トライには慎重になっている。反面、積極的に買い上がる雰囲気もなく、依然として、米ドル主導でのもみ合い相場が予想される。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1270~1.1370を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円114円台半ば割れから押し目買いと共に、ドル円115円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.13割れから少なめの押し目買いと共に、1.13台半ば以上からナンピン売りで対応することを勧める。

●邦銀勢によれば、年度末を意識し、更に様子見スタンスを強めている。輸出企業はドル円115円台を視野に、同レベル前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円114円台半ば割れから押し目買いを継続している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、微調整に終始しているが、現状ではユーロドル1.12台半ば前後を中心に、1.13割れから押し目買いと共に、1.13台後半からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円114円台前半ではロング、ドル円115円台以上ではショートをイメージし、ユーロ円は129円台半ば前後から押し目買いと共に、130円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは82円台半ば前後から押し目買いと共に、83円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円113.70115.80
ユーロ円128.80131.00
ユーロドル1.12101.1420
豪ドル円82.0084.10

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000☆114.80(SL115.30買い)
ユーロ円ショート50,000☆129.80(SL130.50買い)
豪ドル円ショート50,000☆83.00(SL83.50買い)
前日のSL実行ポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000★▼114.20(SL114.80買い)-¥30,000
豪ドル円ショート50,000★▼82.20(SL83.00買い)-¥40,000
2021年12月収支経過(01~29日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥90,000-¥30,000
ユーロ円+¥150,000
ユーロドル+¥161,700(+ドル1,250)
豪ドル円-¥115,000-¥40,000
前日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000115.30(SL115.80買い)
ドル円買い50,000114.30
ユーロ円売り50,000130.50(SL131.00買い)
ユーロ円買い50,000129.50
ユーロドル売り50,0001.1380(SL1.1430買い)
ユーロドル買い50,0001.1280(SL1.1230売り)
豪ドル円売り50,00083.50(SL84.00買い)
豪ドル円買い50,00082.50
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000115.30(SL115.80買い)
ドル円買い50,000114.40
ユーロ円売り50,000130.50(SL131.00買い)
ユーロ円買い50,000129.50
ユーロドル売り50,0001.1370(SL1.1420買い)
ユーロドル買い50,0001.1270(SL1.1220売り)
豪ドル円売り50,00083.50(SL84.00買い)
豪ドル円買い50,00082.70
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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