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為替モーニング東京市場2022年1月11日

2022年01月11日
(コラム執筆時間:09時13分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円114.80~115.80
ユーロ円130.00~131.00
ユーロドル1.1280~1.1380
豪ドル円82.200~83.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

先週末に発表された12月の雇用統計は非農業部門雇用者数が19万9000人増と市場予想42万2000人増を大幅に下回ったが、失業率は3.9%まで低下、そして、平均時給は前年比4.7%と予想を上回る伸びを示すなど、総じて、好悪材料が相混じっているが、相対的には完全雇用の水準まで回復しており、FRBは金利正常化を前倒しするとの観測が優勢になっている。その中、米国10年債利回りは一時1.8%台に乗せる場面が見られるなど、3月の利上げ及び年内の利上げ回数3-4回が確実視されている。ただ、米株式市場では長期金利の急ピッチの上昇懸念が相場の重石となり、NYダウは4日続落するなど、金利上昇の後遺症を警戒する向きも少なくなく、米ドルを拙速的に買い上がる雰囲気はやや後退している。

一方、ドル円は失速気味に115円近辺まで下落しているが、依然として、日米金利差拡大を背景に底堅い展開が予想される。ただ、マーケット全体にドル買いが浸透しており、更なる加速的な上昇は見込みづらい相場環境にある。引き続きレンジ幅ドル円114.80~115.80円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは米雇用統計を背景に、FRBの早期利上げ期待を裏付ける内容であり、引き続き米ドル主導の展開は否めないが、反面、米株式市場や為替市場では高値警戒感を踏まえたポジション調整売りが散見されるなど、ユーロドル1.13前後では底堅い状況になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1300~1.1400を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円115円割れから押し目買いと共に、ドル円115円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.13前後から押し目買いと共に、1.14前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円116円前後を中心に、ドル円115円台半ば以上からナンピン売りで待機姿を強めている模様。一方、輸入企業はドル円115円割れを視野に、同レベル前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色を強めている。現状ではユーロドル1.14前後からナンピン売りと共に、1.13前後から少なめの押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円115円割れではロング、115円台後半ではショートをイメージし、ユーロ円は130円前後から押し目買いと共に、131円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは82円前後から押し目買いと共に、83円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円114.25116.30
ユーロ円129.55131.60
ユーロドル1.12251.1440
豪ドル円81.7083.85

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ユーロドルショート50,000☆1.1350(SL1.1380買い)
2022年1月収支経過(04~11日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥20,000+¥55,000
ユーロ円-¥5,000
ユーロドル+¥45,700(+$350)
豪ドル円-¥30,000
前日の売買 東京市場(1/7日) 
出来ず Nothing done
前日の売買予定 海外市場 (1/7日)
ドル円売り50,000116.30(SL116.80買い)
ドル円買い50,000115.50
ユーロ円売り50,000131.50(SL132.00買い)
ユーロ円買い50,000130.50(SL130.00売り)
ユーロドル売り50,000☆1.1350(SL1.1400買い)
ユーロドル買い50,0001.1260(SL1.1210売り)
豪ドル円売り50,00083.50(SL83.80買い)
豪ドル円買い50,00082.50(SL82.00売り)
本日の売買予定 東京市場 
ドル円売り50,000115.80(SL116.20買い)
ドル円買い50,000☆△115.20(116.30ショートカバー)+¥55,000
ドル円買い50,000114.80(SL114.30売り)
ユーロ円売り50,000131.00(SL131.50買い)
ユーロ円買い50,000130.00(SL129.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1380(SL1.1430買い)
ユーロドル買い50,0001.1300
豪ドル円売り50,00083.20(SL83.70買い)
豪ドル円買い50,00082.20(SL81.70売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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