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為替イブニング海外市場2022年2月22日

2022年02月22日
(コラム執筆時間:19時30分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円114.50~115.50
ユーロ円129.50~130.50
ユーロドル1.1280~1.1380
豪ドル円82.30~83.30
相場状況の振り返りと今後の展開予想

先にバイデン大統領とプーチン大統領との協議が伝えられたことで、市場には一旦安堵感が走っていた。しかしプーチン大統領は、ウクライナ東部で親ロ派勢力であるドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国に対し、これらの独立を認める法令に署名したことで一転、市場では身勝手なロシア側の行動に対する欧米各国からの非難が集中している。今後ロシアに対する経済政策が一層強まる可能性は高いだろうが、既に市場では地政学的リスクを睨んで、原油価格、金価格、さらに典型的なリスク回避通貨であるスイスフランまで上昇するなど、リスク回避の動きは浸透している。相対的に些細な出来事にも、敏感に反応しやすい相場環境といわざるを得ない。引き続き相場が動意づくまでは静観し、少なめのナンピン売買で対応することが得策であろう。

一方、ドル円はリスク回避を背景にして米10年債利回りが1.8%台まで低下しており、改めて、115円台での上値の重さが意識されている。しかし、米金利の優位性が顕在化している以上、拙速的に下値を模索する難しさもある。引き続き直近のレンジ幅ドル円114.50~115.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは戻り売りが優先され、一時1.13割れの場面もあったが、依然として、同レベルでは割安感の買い戻しが散見されるなど、安易にどちらにも仕掛けづらい状況にある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1280~1.1380を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的にはドル円は114円台半ば前後から押し目買いと共に、115円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に1.13割れから押し目買いと共に、1.13台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円115円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は114円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、ユーロドル1.13割れから押し目買いを実施しているが、依然として、ウクライナ情勢を睨みながら調整色を強めている。現状ではユーロドル1.13割れから押し目買いと共に、1.13台後半からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円114円台半ば前後ではロング、115円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は129円台半ば前後から押し目買いと共に、130円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は82円台半ば割れから押し目買いと共に、83円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円113.50115.70
ユーロ円128.55130.70
ユーロドル1.12101.1425
豪ドル円81.3083.40

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
豪ドル円ショート50,000☆82.80(SL83.30買い)
本日のSP実行ポジション(SL&SP)
豪ドル円ショート50,000☆83.00(SP82.80買い)+¥10,000
2022年2月収支経過(01~22日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥65,000
ユーロ円+¥150,000+¥60,000
ユーロドル-¥45,600(-ドル350)
豪ドル円-¥30,000+¥10,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円売り50,000★130.70(SL131.20買い)
豪ドル円売り50,000☆83.00(SL83.50買い)
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000115.50(SL116.00買い)
ドル円買い50,000114.50(SL114.00売り)
ユーロ円売り50,000130.30(SL131.80買い)
ユーロ円買い50,000★△129.50(130.70ショートカバー)+¥60,000
ユーロ円買い50,000129.30(SL128.80売り)
ユーロドル売り50,0001.1370(SL1.1420買い)
ユーロドル買い50,0001.1270(SL1.1220売り)
豪ドル円売り50,000☆82.80(SL83.30買い)
豪ドル円買い50,00082.00
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000115.50(SL116.00買い)
ドル円買い50,000114.50(SL114.00売り)
ユーロ円売り50,000130.50(SL131.00買い)
ユーロ円買い50,000129.50(SL129.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1380(SL1.1430買い)
ユーロドル買い50,0001.1280(SL1.1230売り)
豪ドル円売り50,00083.30(SL83.80買い)
豪ドル円買い50,00082.40
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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