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為替イブニング海外市場2022年3月2日

2022年03月02日
(コラム執筆時間:19時34分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円114.50~115.70
ユーロ円127.00~128.30
ユーロドル1.1030~1.1180
豪ドル円83.00~84.20
相場状況の振り返りと今後の展開予想

ロシアとウクライナの次回協議は今週末にも再開される見通しだが、これまでの経緯を見る限り、進展自体は期待薄との見方が支配的になっている。ロシアのウクライナ侵攻は、予想外の反撃より切羽詰まった状態が続いているが、プーチン大統領としては、長期戦に持ち込みたくないというのが本音だ。このため無差別攻撃も辞さない可能性があり、ウクライナ情勢は新たな段階に入りつつあると言える。そして、米国や西側諸国からは、ロシアに対してさらなる経済制裁を求める声も少なくないが、米国が軍事を派遣しない旨を発表している。ロシアが核兵器の使用をちらつかせている以上、G7各国としても、ウクライナの後方支援で対応するしかないのが現状であろう。そんな中、一部では中国が仲介に向かうとの報道もあるが、中国としても、台湾問題があり、また、ウクライナとも密接的な関係にある以上、他人事ではないのが現状だろう。仲介する余裕は、皆無に等しいと見るのが自然だ。いずれにしても、様々な情報が錯綜する中、焦点が定まらない状況であり、引き続き相場の動意を待ってからの始動が賢明であろう。

一方、ドル円は米債券利回りの低下と有事のドル買いに挟まれ、ドル円115円台前半で膠着度を強めている。ただし、パウエルFRB議長の議会証言で何らかのヒントが打ち出される可能性もあるため、依然として、相場の動意待ちである。引き続き直近のレンジ幅ドル円114.50~115.70円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルはストップロスを巻き込み、1.11割れになるなど、警戒感を強めている。今後のウクライナ情勢次第では、節目のユーロドル1.100前後も意識されよう。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1030~1.1180を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、114円台半ば前後から押し目買いと共に、115円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.10台半ば割れから押し目買いと共に、1.12前後からナンピン売りで待機することを勧める

●邦銀勢によれば、日経平均は451円安と終始軟調に推移しており、様子見スタンスをさらに強めている。輸出企業は今朝と同様に、ドル円115円台半ば前後から116円前後まで断続的に散見されている模様。一方、輸入企業は114円台半ば前後から押し目に買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、ユーロドル1.11割れでは押し目買いを随時実施しているが、現状では1.10台半ば割れを視野に、同レベル前後から押し目買いと共に、1.12前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円はドル円114円台半ば割れではロング、115円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は127円前後から押し目買いと共に、128円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は83円前後から押し目買いと共に、84円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円114.15116.30
ユーロ円126.70128.85
ユーロドル1.09801.1200
豪ドル円82.5084.70

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ユーロ円ロング50,000☆127.30(SL127.00売り)
ユーロドルロング50,000☆1.1070(SL1.1030売り)
前日のSL実行ポジション(SL&SP)
ユーロ円ロング50,000☆▼128.50(SL128.00売り)-¥25,000
2022年3月収支経過(01~02日)
通貨プラスマイナス前日
ドル円
ユーロ円-¥50,000-¥50,000
ユーロドル-¥32,000(-$250)-$250
豪ドル円+¥35,000+¥35,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円買い50,000☆128.50(SL128.00売り)
豪ドル円売り50,000☆83.80(SL84.30買い)
前日の売買&予定 海外市場
ユーロ円買い50,000★▼128.00(SL127.50売り)-¥25,000
ユーロドル買い50,000★▼1.1150(SL1.1100売り)-$250
豪ドル円買い50,000★△83.10(83.80ショートカバー)+¥35,000
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000115.40(SL115.80買い)
ドル円買い50,000114.30(SL113.90売り)
ユーロ円売り50,000128.40(SL128.80買い)
ユーロ円買い50,000☆127.30(SL126.80売り)
ユーロドル売り50,0001.1200(SL1.1250買い)
ユーロドル買い50,000☆1.1070(SL1.1020売り)
豪ドル円売り50,00083.80(SL84.30買い)
豪ドル円買い50,00082.60(SL82.10売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000115.60(SL116.00買い)
ドル円買い50,000114.50(SL114.00売り)
ユーロ円売り50,000128.20
ユーロ円買い50,000127.00(SL126.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1160
ユーロドル買い50,0001.1030(SL1.0980売り)
豪ドル円売り50,00084.00(SL84.50買い)
豪ドル円買い50,00083.00(SL82.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引にあたり、営業日をまたいで建玉を保有した場合にはレバレッジ手数料が発生します。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
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