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為替イブニング海外市場2022年7月12日

2022年07月12日
(コラム執筆時間:19時20分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円136.30~138.00
ユーロ円136.30~138.00
ユーロドル0.9950~1.0130
豪ドル円91.30~93.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

ユーロドルがパリティ割れ寸前で持ち堪えているが、もはやパリティ割れは時間の問題と言わざるを得ず、市場全般に緊張感が走っている。ただ、その後のユーロのリバウンドを考慮すると、短期筋としても、攻めあぐんでいるのが実状かもしれない。また、コロナウィルスが再拡大する中、株式市場も日経平均が前日比475円安と4日ぶりに反落し、そして、アジア株や欧州株も軒並み下落するなど、相対的にポジションの手仕舞いが急がれるだけに、視界不良の相場展開に陥っていると言っても過言ではないだろう。現時点では明日の米消費者物価指数(CPI)は強い内容が見込まれており、FRBの金融引き締め策を後押しするとの見方が支配的になっているが、反面、米10年債利回りは再び3%割れとなるなど、米ドルを一方的に買い上がる雰囲気は削がれている。いずれにしても、安易にどちらにも仕掛けづらい相場環境にあるだけに、引き続きレンジ幅を拡大し、相場の動意を待ってからの始動が得策であろう。

一方、ドル円は米金利の優位性を背景に下値は限定的になっているが、目先のユーロ安とポンド安を背景に円を買い戻す動きも随所に散見されている。引き続きレンジ幅をドル円136.30~138.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

他方、ユーロドルは戻り売りが優先される中、パリティ割れを視野に、改めて上値の重さが意識されている。基本的にはパリティ割れ後の展開を見極めてからの始動が一考であるが、レンジ幅をユーロドル0.9950~1.0130を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、136円台半ば前後から押し目買いを勧めると共に、138円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.00割れから押し買いと共に、1.01台半前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円138円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は136円台半ば割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、パリティ割れを視野に、現状では、ユーロドル1.01台半ば前後からナンピン売りと共に、0.99台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円136円台半ば割れではロング、138円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は136円台半ば割れから押し目買いと共に、138円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は91円台半ば割れから押し目買いと共に、93円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円135.70138.50
ユーロ円136.00138.70
ユーロドル0.99001.0170
豪ドル円90.8093.50

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

2022年7月収支経過(01~12日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥25,000-¥35,000
ユーロ円-¥90,000
ユーロドル-¥137,900(-$1,000)-$250
豪ドル円+¥115,000+¥15,000
前日の売買 東京市場
ドル円売り50,000☆136.80(SL137.30買い)
前日の売買 海外市場
ドル円売り50,000☆137.50(SL138.00買い)
ユーロドル買い50,000☆1.0050(SL1.0000売り)
豪ドル円買い50,000★△92.50(92.80ショートカバー)+¥15,000
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000138.00(SL138.50買い)
ドル円買い50,000136.80
ユーロ円売り50,000138.80(SL139.30買い)
ユーロ円買い50,000☆137.30(SL136.80売り)
ユーロドル売り50,0001.0130
ユーロドル買い50,0000.9980(SL0.9930売り)
豪ドル円売り50,00093.30(SL93.80買い)
豪ドル円買い50,00091.80(SL91.30売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000138.00(SL138.50買い)
ドル円買い50,000136.50
ユーロ円売り50,000137.80
ユーロ円買い50,000136.40(SL135.80売り)
ユーロドル売り50,0001.0130
ユーロドル買い50,0000.9950(SL0.9930売り)
豪ドル円売り50,00093.00(SL93.50買い)
豪ドル円買い50,00091.50(SL91.00売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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