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為替イブニング海外市場2022年3月28日

2022年03月28日
(コラム執筆時間:19時54分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円123.00~125.00
ユーロ円135.00~137.00
ユーロドル1.0900~1.1080
豪ドル円92.00~94.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

日銀は2度目となる長期債指値オペを実施、更に3月29~31日の連続指値オペを発表するなど、日銀は10年物国債金利の操作目標を0%程度とする金融方針を示唆した嫌いがあるが、その影響を受けて、円相場は一気に円安の動きが加速すると共に、ドル円は一時125円台をクリアーするなど、市場は大量のストップロスを巻き込みながら、ほぼパニック状態にあり、市場参加者も急速な円安進行に驚きを隠せない状況である。その後、松野官房長官はいつものように為替相場の水準に関してのコメントは差し控えると述べた上、為替市場の安定が重要であり、急速な変動は望ましくないとも指摘しているが、一方、水面下では日米間がドル円125円までは円安容認との憶測も飛び交うなど、相場の難易度を更に深めている。引き続き米金利先高観測を背景に底堅い展開が予想されるが、当面、相場が沈静化するまで、少なめの売買で模索することが賢明であろう。

一方、ドル円は125円台の達成感もあるが、実需や利益確定売りに圧されるなど、改めて、ドル円125円台の上値の重さが意識されている。ただ、ストップロスを巻き込んだ状態にあるだけに、引き続き底堅い展開が予想される。引き続きレンジ幅ドル円123.00~125.00を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルはウクライナ情勢に対する不透明感をもあり、引き続き戻り売りが優先されているが、ユーロドル1.09台半ば割れでは割安感の買いや利益確定買いも散見されており、拙速的な下値トライは慎重になっている。引き続き直近のレンジ幅ユーロドル1.0900~1.1080を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円123円前後から押し目買いを勧めると共に、ドル円125円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.09前後から押し目買いと共に、1.10台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円125円前後から実施しているが、引き続き同レベル前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、ドル円123円台半ば割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、微調整に終止しているが、現状では、ユーロドル1.10台半ば前後からナンピン売りと共に、1.09台半ば割れから少なめの押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円123円前後ではロング、125円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は135円前後から押し目買いと共に、137円前後からナンピ売りで待機することを勧める。豪ドルは92円前後から押し目買いと共に、94円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円122.70125.10
ユーロ円135.00137.30
ユーロドル1.08701.1100
豪ドル円91.8094.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ユーロドルロング50,000☆1.0980(SL1.0910売り)
本日のSL実行のポジション(SL&SP)
ユーロ円ショート50,000☆▼134.50(SL134.80買い)-¥15,000
豪ドル円ショート50,000☆▼91.50(SL92.30買い)-¥40,000
2022年3月収支経過(01~28日)
通貨プラスマイナス前日
ドル円-¥155,000-¥10,000
ユーロ円-¥320,000-¥15,000
ユーロドル+¥39,700(+$300)
豪ドル円-¥145,000-¥65,000
前日の売買 東京市場
ドル円買い50,000★△121.50(122.20ショートカバー)+¥35,000
ユーロ円買い50,000★△133.80(134.30ショートカバー)+¥25,000
前日の売買 海外市場
ユーロ円売り50,000☆134.50(SL135.00買い)
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000☆▼122.70(SL123.20買い)-¥25,000
ドル円買い50,000121.20(SL120.70売り)
ユーロ円売り50,000☆▼134.80(SL135.30買い)-¥25,000
ユーロ円買い50,000133.50
ユーロドル売り50,0001.1050
ユーロドル買い50,0001.0930(SL1.0880売り)
豪ドル円売り50,000☆▼92.30(SL92.80買い)-¥25,000
豪ドル円買い50,00091.10
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000125.20(SL125.80買い)
ドル円買い50,000123.30(SL122.50売り)
ユーロ円売り50,000137.00(SL137.70買い)
ユーロ円買い50,000135.20(SL134.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1050
ユーロドル買い50,0001.0910(SL1.0850売り)
豪ドル円売り50,00093.80(SL94.50買い)
豪ドル円買い50,00092.20(SL91.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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