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為替モーニング東京市場2022年4月14日

2022年04月14日
(コラム執筆時間:09時19分)

鈴木予想レンジ 

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円124.80~126.30
ユーロ円135.80~137.30
ユーロドル1.0800~1.0950
豪ドル円92.80~94.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

先の米消費者物価指数(CPI)に続き、昨日発表された米生産者物価指数(PPI)も過去最高の上昇となるなど、米インフレ懸念をさらに裏付ける内容となっている。反面、インフレ抑制手段である米国債利回りが軒並み低下する中、特に政策金利に敏感と言われる米2年債利回りが大幅に低下したことで、ドルを買い戻す動きは一服状態にある。一部ではインフレ圧力はピークアウトの兆しとの見解も浮上しているが、原油価格が再び上昇過程にあるだけに、ウクライナ情勢が沈静化しない限りは、インフレ懸念を払しょくするには時期尚早、米金利の高止まりを想定せざるを得ない外部環境にある。引き続きドルの下落局面では買い戻しに転じることが無難であろう。

一方、ドル円は黒田日銀総裁が現在の強力な金融緩和を粘り強く続けると先に述べたこともあり、市場では円安容認と受け取られている側面もあり、ドル円は約20年ぶりの円安水準126円台まで上昇している。業界筋からも悪い円安論が浮上しているが、現時点では為替の安定が重要とのメッセージが発せられており、依然として、米債券利回り動向を重視した戦略性が求められている。引き続きレンジ幅をドル円124.80~126.30円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルはウクライナ情勢を背景に、ユーロ圏経済への不確実性が強まっており、依然として、戻り売りが優先されている。ただ、ユーロドル1.08前後では割安感の買いや利益確定の買い戻しも随所に散見されており、拙速的な下値トライは慎重になっている。引き続き直近のレンジ幅ユーロドル1.0800~1.0950を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、125円前後から押し目買いを勧めると共に、126円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.08前後から押し目買いと共に、1.09台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は昨日と同様に、ドル円126円台半ば前後を中心に、126円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は125円割れを視野に、同レベル前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、戻り売りが一服しており、ユーロドル1.08前後の底堅さが改めて意識されている。現状では、1.09台半ば前後からナンピン売りと共に、1.08前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円125円割れではロング、126円台以上ではショートをイメージし、ユーロ円は136円割れから押し目買いと共に、137円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は93円割れから押し目買いと共に、94円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円124.30126.55
ユーロ円135.40137.80
ユーロドル1.07851.1000
豪ドル円92.3094.50

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ユーロドルロング50,000☆1.0910(SL1.0780売り)
2022年4月収支経過(01~14日)
通貨プラスマイナス前日
ドル円-¥30,000+¥35,000
ユーロ円+¥105,000+¥25,000
ユーロドル-¥41,000(-$300)
豪ドル円-¥5,000
前日の売買 東京市場
ドル円売り50,000★△125.60(124.90ロングカバー)+¥35,000
ユーロ円売り50,000★△136.30(135.80ロングカバー)+¥25,000
前日の売買&予定 海外市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000126.70(SL127.20買い)
ドル円買い50,000125.30(SL124.80売り)
ユーロ円売り50,000137.10(SL137.60買い)
ユーロ円買い50,000135.70(SL135.10売り)
ユーロドル売り50,0001.0900
ユーロドル買い50,0001.0750(SL1.0700売り)
豪ドル円売り50,00094.30(SL94.80買い)
豪ドル円買い50,00092.80(SL92.30売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000126.00(SL126.50買い)
ドル円買い50,000124.90(SL124.50売り)
ユーロ円売り50,000137.30(SL137.80買い)
ユーロ円買い50,000135.80(SL135.30売り)
ユーロドル売り50,0001.0940
ユーロドル買い50,0001.0830(SL1.0780売り)
豪ドル円売り50,00094.00(SL94.50買い)
豪ドル円買い50,00092.80(SL92.30売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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