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為替イブニング海外市場2022年3月8日

2022年03月08日
(コラム執筆時間:19時18分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円115.00~116.00
ユーロ円125.00~126.30
ユーロドル1.0850~1.0980
豪ドル円83.50~84.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

人道回廊によるウクライナ市民の避難が進行中と報じられているが、ロシアは先のシリア内戦において兵糧攻めにした後、人道回廊を提案し、その後に反対勢力を制圧した経緯がある。ロシア側が停戦協議に応じるかは、かなり懐疑的といえる。一方、ウクライナ侵攻に抗議するデモがロシア全土で展開されているが、プーチン政権は反戦運動を封じるため、若年層が利用しているSNSを遮断している。さらに刑法を急遽改正し、国内外のメディアにも厳しい罰則を科せるようにするなど、手に負えない状況にある。そんな中、仲介役としてトルコが名乗りを上げているが、役不足は否めない。また中国の介入を示唆する声もあるが、習近平国家主席としても、今回のウクライナ情勢に関しては、台湾問題に跳ね返る可能性もあるだけに、静観せざるを得ないのが現状であろう。いずれにしても、プーチン大統領がこのまま引き下がる可能性はゼロに等しく、穿った見方をすれば自滅を待つしか策はないのかもしれない。引き続き相場が大きく動意づいてからの始動が無難であろう。

一方、ドル円はリスク回避の米ドル買いと円買いが一巡しており、為替相場自体がやや反転しつつある。とは言え、潜在的なリスク回避の動きは根強く、過度なドル安及び円安は見込みづらい状況にある。引き続き直近のレンジ幅ドル円115.00~116.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

他方、ユーロドルはウクライナ情勢に振り回されているが、ストップロスが一巡しており、1.09台を回復するなど、やや底堅い展開を見せている。ただし、戻り売りが依然として優先されており、もう一段の上昇局面では一旦清算入りと見なした方が無難であろう。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0850~1.0980を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、115円前後から押し目買いと共に、116円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.08台半ば前後から押し目買いと共に、1.09台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、株価が終始軟調に推移する中、さらに様子見スタンスを強めているが、輸出企業はドル円116円前後を視野に、同レベル前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は115円割れを視野に、同レベル前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、引き続き戻り売りを優先する中、調整色を強めている。現状では今朝と同様に、1.09台半ば前後からナンピン売りと共に、1.08台半ば割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円はドル円115円前後ではロング、116円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は125円前後から押し目買いと共に、126円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は83円台半ば前後から押し目買いと共に、84円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円114.45116.55
ユーロ円124.70126.85
ユーロドル1.07801.1000
豪ドル円83.2085.35

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ユーロ円ショート50,000☆125.70(SL126.30買い)
豪ドル円ロング50,000☆84.00(SL83.50売り)
2022年3月収支経過(01~08日)
通貨プラスマイナス前日
ドル円+¥30,000
ユーロ円-¥65,000+¥35,000
ユーロドル-¥94,600(-ドル750)+$350
豪ドル円+¥60,000+¥40,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円買い50,000★124.80(SL124.30売り)
ユーロドル買い50,000☆1.0850(SL1.0800売り)
豪ドル円売り50,000★85.30(SL85.80買い)
前日の売買 海外市場
ユーロ円売り50,000★△125.50(124.80ロングカバー)+¥35,000
豪ドル円買い50,000★△84.50(85.30ショートカバー)+¥40,000
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000115.70(SL116.10買い)
ドル円買い50,000114.80(SL114.40売り)
ユーロ円売り50,000☆125.70(SL126.20買い)
ユーロ円買い50,000124.50(SL124.00売り)
ユーロドル売り50,000☆△1.0920(1.0850ロングカバー)+$350
ユーロドル買い50,0001.0800(SL1.0750売り)
豪ドル円売り50,00085.20(SL85.70買い)
豪ドル円買い50,000☆84.00(SL83.50売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000115.90(SL116.30買い)
ドル円買い50,000115.00(SL114.50売り)
ユーロ円売り50,000126.30(SL126.80買い)
ユーロ円買い50,000125.20
ユーロドル売り50,0001.0980(SL1.1030買い)
ユーロドル買い50,0001.0850(SL1.0800売り)
豪ドル円売り50,00084.70
豪ドル円買い50,00083.50(SL83.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
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