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為替イブニング海外市場2022年3月17日

2022年03月17日
(コラム執筆時間:19時31分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円118.00~119.30
ユーロ円130.00~131.30
ユーロドル1.0970~1.1100
豪ドル円86.20~87.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

ロシアがウクライナに軍事侵攻して、3週間が経過した。双方は停戦協議を再三再四繰り返しているものの、双方の隔たりは未だに解消されておらず、依然として落とし所を模索している状態にある。現時点でもオンライン形式で協議が行われているが、プーチン大統領が満足できる内容ではないことは間違いなく、長期戦も視野に入りつつある。ただ、短期戦を目論んでいたプーチン大統領としては、誤算であろう。戦況が長期化すればするほど、プーチン大統領が苦境に立たされる可能性も高いとも言える。そんな中、トルコやチェコなどが第3者の仲介役として交渉しているが、総じて役不足は否めない。また中国も仲介役として候補に上っている模様だが、ここまで戦況が深刻化すればロシアに加担するリスクの方が勝るだけに、安易な支援策には消極的にならざるを得ない。いずれにしても、プーチン大統領は八方塞がりの状態に近く、最終的には自ら恥を忍んで西側諸国並びに日米などに仲介役を依頼するしか策はないのかもしれない。当面、為替相場自体は株価や債券相場の影響も限定的であり、引き続き相場の動意待ちと言わざるを得ない。

一方、ドル円は日経平均株価がNYダウの大幅高を好感し、前日比890円高と4日続伸した。ただ材料出尽くし感もあり、119円台では実需や利益確定売りに圧されており、改めて上値の重さが意識されている。引き続き直近のレンジ幅ドル円118.00~119.30円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で待機することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは、1.10台半ば前後で一進一退の展開を強いられているが、現状では1.10割れでは割安感の買い戻しも手伝っており、拙速的な下値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0970~1.1100を重視し、同レベル前後からナンピン売買で待機することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、118円前後から押し目買いを勧めると共に、119円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.09台半ば前後から押し目買いと共に、1.11前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は、今朝と同様に、ドル円119円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、118円前後を中心に、118円台前半から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、米ドル主導で調整色を強めているが、現状では、ユーロドル1.09台前半から押し目買いと共に、1.11前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円118円前後ではロング、119円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は130円台前半から押し目買いと共に、131円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は86円台前半から押し目買いと共に、87円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円117.55119.80
ユーロ円129.80132.00
ユーロドル1.09301.1140
豪ドル円85.7087.85

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ドル円ショート50,000☆118.80(SL119.30買い)
ユーロ円ショート50,000☆130.70(SL131.30買い)
ユーロドルショート50,000☆1.1050(SL1.1100買い)
豪ドル円ショート50,000☆87.00(SL87.50買い)
前日のSL実行ポジション(SL&SP)
ドル円ショート50,000★▼117.30(SL118.70買い)-¥70,000
ユーロ円ショート50,000★▼130.00(SL130.70買い)-¥35,000
豪ドル円ショート50,000★▼85.50(SL86.00買い)-¥25,000
2022年3月収支経過(01~17日)
通貨プラスマイナス前日
ドル円-¥60,000-¥70,000
ユーロ円-¥225,000-¥35,000
ユーロドル+¥19,400(+$150)
豪ドル円+¥35,000-¥50,000
前日の売買 東京市場
豪ドル円売り50,000☆85.50(SL86.00買い)
前日の売買 海外市場
ドル円売り50,000☆118.80(SL119.20買い)
ユーロ円売り50,000☆130.70(SL131.20買い)
豪ドル円売り50,000★▼86.00(SL86.50買い)-¥25,000
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000119.50(SL120.00買い)
ドル円買い50,000118.30
ユーロ円売り50,000131.50(SL132.00買い)
ユーロ円買い50,000130.30
ユーロドル売り50,000☆1.1050(SL1.1100買い)
ユーロドル買い50,0001.0930(SL1.0880売り)
豪ドル円売り50,000☆87.00(SL87.50買い)
豪ドル円買い50,00085.80(SL85.30売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000119.30(SL119.80買い)
ドル円買い50,000118.20
ユーロ円売り50,000131.30(SL131.80買い)
ユーロ円買い50,000130.20
ユーロドル売り50,0001.1100(SL1.1150買い)
ユーロドル買い50,0001.0980
豪ドル円売り50,00087.50(SL88.00買い)
豪ドル円買い50,00086.30
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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