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為替イブニング海外市場2023年12月14日

2023年12月14日
(コラム執筆時間:18時58分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円140.50~143.00
ユーロ円153.30~155.30
ユーロドル1.0800~1.0980
豪ドル円94.00~96.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

注目の米FOMCでは相次ぐ利上げが終了し、利下げに向けて準備段階に向かっていることが示されたことで、ドルロングを手仕舞う動きが先行している。一方、本日はECB理事会が政策金利を発表するが、短期金融市場では来年の利下げを1.5%ほど見込んでいるだけに、予想の0.25%利下げではなく、一気に0.5%利下げに転じる可能性も残されていることから、拙速的にユーロドルを買い戻す動きは後退している。昨日の米FOMCではメンバーの金利予想が来年0.75%利下げを示唆しており、今回ばかりはECBの利下げ問題に注目が注がれている。他方、日銀はマイナス金利解除程度に留まる可能性が高いものの、正反対の政策方針を踏まえて徐々に円買い圧力が増している。ただいずれの課題も来春以降であり、総じて思惑がらみの波乱含みの展開を強いられている。引き続き相場が大きく動意づいてからナンピン売買に特化することが得策であろう。

一方、ドル円はFOMCの結果を受けて140円割れも意識されているなど、上値の重い展開は否めない。ただ潜在的な日米金利差が即座に縮小したわけでもなく、当面140円前後と143円前後では清算局面と捉えた方がリスクの軽減に繋がるであろう。引き続きレンジ幅ドル円140.50~143.00円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルはECBの利下げ幅がFRBを上回る可能性もあり、戻り売りが優先されている。ただ1.08前後では割安感の買いや利益確定買いが随所に散見されており、拙速的な下値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅1.0800~1.0980を重視し、同レベル前後からナンピン売買が得策であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、140円台半ば前後から押し目買いと共に、143円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.08前後から押し目買いと共に、1.09台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は売り急ぐことなく、現状ではドル円143円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は141円台半ば割れから押し目買いを実施しており、現状では140円台半ば前後に集約されている模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、ドル売り主導でユーロドル1.08台では底堅い展開と判断しているが、ECBの利下げ論も警戒感を強めている。現状では1.08前後から押し目買いと共に、1.09台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円140円台半ば前後ではロング、143円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は153円台半ば前後から押し目買いと共に、155円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は94円前後から押し目買いと共に、96円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円139.80~143.80
ユーロ円152.80~155.80
ユーロドル1.0750~1.1030
豪ドル円93.30~96.70

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円139.80~143.80
ユーロ円152.80~155.80
ユーロドル1.0750~1.1030
豪ドル円93.30~96.70
現在のポジション(SL&TP)
ユーロ円ロング50,000☆154.00(SL153.50売り)
2023年12月収支経過(01~14日) 
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥130,000-¥20,000
ユーロ円-¥125,000-¥25,000
ユーロドル+¥15,500(+$100)+$350
豪ドル円-¥75,000+¥50,000
前日の売買 東京市場
ドル円売り50,000★△145.40(144.80ロングカバー)+¥30,000
前日の売買&予定 海外市場
ドル円買い50,000★▼144.50(SL144.00売り)-¥25,000
ユーロ円買い50,000★▼156.30(SL155.80売り)-¥25,000
ユーロドル売り50,000★△1.0850(1.0780ロングカバー)+$350
豪ドル円買い50,000★△95.00(96.00ショートカバー)+¥50,000
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000143.50(SL144.00買い)
ドル円買い50,000☆▼141.50(SL141.00売り)-¥25,000
ユーロ円売り50,000156.00(SL156.50買い)
ユーロ円買い50,000☆154.00(SL153.50売り)
ユーロドル売り50,0001.0950(SL1.1000買い)
ユーロドル買い50,0001.0800(SL1.0750売り)
豪ドル円売り50,00096.00(SL96.50買い)
豪ドル円買い50,00094.00(SL93.50売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000143.00(SL143.70買い)
ドル円買い50,000140.50(SL139.80売り)
ユーロ円売り50,000155.30
ユーロ円買い50,000153.50(SL152.80売り)
ユーロドル売り50,0001.0980(SL1.1030買い)
ユーロドル買い50,0001.0800(SL1.0750売り)
豪ドル円売り50,00096.00(SL96.70買い)
豪ドル円買い50,00094.00(SL93.30売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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