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為替イブニング海外市場2021年2月18日

2021年02月18日

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円105.30~106.50
ユーロ円127.00~128.30
ユーロドル1.2000~1.2130
豪ドル円81.50~82.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

日経平均株価は前日に続き利益確定売りに圧されて56円安と小幅ながら続落しているが、依然として、株式市場には過熱感と高値警戒感による調整主導の展開を強いられている。補足的になるが、昨年3月のロナコショック後の上昇率から判断すれば、米国株NYダウは65%程度上昇、日経ダウは30年半ぶりとは言え、80%以上上昇と驚くべき上昇率である。ただ、コロナ前との比較では、NYダウは9%の上昇、そして、日経ダウは25%の上昇にとどまっており、各国の超低金利政策が長期化する可能性が高いだけに、ワクチン接種が期待通り発揮されれば、もう一段の上昇余地もある。その中、ドル円相場はコロナショック後から5%程度円高が進行してはいるが、ユーロ円は8%程度円安、ポンドは12%程度円安、そして、豪ドル円は25%程度円安が進行しており、平均加重した場合には、ドル安と円安が同時進行しているとも解釈できる。今後過度な円安局面ではクロス円中心に円買いに転じることも一案であろう。

一方、ドル円はドル買いと円買いが混在する中、ドル円105円台後半で膠着度を強めているが、実需売買がドル円105円台半ば割れと106円台半ば前後で散見されており、安易にどちらにも仕掛けづらい状況である。引き続きレンジ幅ドル円105.30~106.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルはポンドとの連れ高現象も一服しており、自律反発の段階ではなく、戻り売りが優先されている。ただ、ユーロドル1.2000前後では利益確定買いも随所に散見されるなど、下値トライも限定的になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.2000~1.2130を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円105円台半ば割れから押し目買いを勧めると共に、ドル円106円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.20前後から押し目買いと共に、1.21台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを継続する中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円106円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業も同様に、ドル円105円台半ば割れから少なめの押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、引き続き戻り売りを優先しているが、現状ではユーロドル1.21台以上からナンピン売りと共に、1.20前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、繰り返しなるが、ドル円105円台半ば割れではロング、106円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は127円前後から押し目買いと共に、128円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは81円台半ば前後から押し目買いと共に、82円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円104.70106.85
ユーロ円126.50128.70
ユーロドル1.19551.2175
豪ドル円81.1083.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000☆105.80(SL106.50買い)
豪ドル円ショート50.000☆81.80(SL82.70買い)
2021年2月収支経過(01~18日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥10,000+¥10,000
ユーロ円-¥20,000
ユーロドル+¥57,300(ドル450)+$300
豪ドル円-¥20,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買 海外市場
ユーロ円買い50,000★△127.50(127.70ショートカバー)+¥10,000
ユーロドル買い50,000★△1.2040(1.2100ショートカバー)+$300
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000106.50(SL107.00買い)
ドル円買い50,000105.60
ユーロ円売り50,000128.20(SL128.70買い)
ユーロ円買い50,000127.00(SL126.50売り)
ユーロドル売り50,0001.2110(SL
ユーロドル買い50,0001.2000(SL1.1950売り)
豪ドル円売り50.00082.60(SL83.10買い)
豪ドル円買い50,00081.60
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000106.50(SL107.00買い)
ドル円買い50,000105.50
ユーロ円売り50,000128.20(SL128.70買い)
ユーロ円買い50,000127.00(SL126.50売り)
ユーロドル売り50,0001.2130(SL
ユーロドル買い50,0001.2010(SL1.1960売り)
豪ドル円売り50.00082.70(SL83.20買い)
豪ドル円買い50,00081.70
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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