鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 115.30~116.30 |
ユーロ円 | 130.30~131.30 |
ユーロドル | 1.1250~1.1350 |
豪ドル円 | 82.50~83.50 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
本日発表される米12月米雇用統計での事前予想では非農業部門雇用者数が42.5万人と前回11月の21万人から回復する見込みであり、そして、失業率も4.1%と前回の4.2%から低下する見込みである。また、市場ではテーパリング加速による量的緩和(QE)の前倒し終了と年3回の利上げシナリオを織り込んでいるが、米10年債利回りが1.7%台を回復しており、再びドルを買い戻す動きが優勢になっている。そうした中、米国株式市場では米金利先高観測が根強く、また、NYダウの高値警戒感も踏まえて、前日比177ドル安と続落するなど、改めて、金利動向に振られやすい展開になっている。基本的には米金利の優位性は無視できず、ドルの買戻しを重視した戦略性が求められている。
一方、ドル円は日米金利差拡大を背景に、ドル円115円台半ばを前にして、下げ渋っているが、依然として、ドル円116円台では実需や利益確定売りが散見されており、過度な円安は見込みづらい状況にある。引き続きレンジ幅をドル円115.30~116.30円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。
他方、ユーロドルは、米ドル主導は変わらず、1.13前後でもみ合い相場が続いているが、徐々に、ユーロドル1.13割れの段階ではポジション調整買いが散見されており、下げ止まりの感が強いが、引き続き相場が動意づくまでは、直近のレンジ幅ユーロドル1.1250~1.1350を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円115円台前半から押し目買いと共に、ドル円116円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.12台半ば前後から押し目買いと共に、1.13台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、株価動向を注視し、様子見スタンスを強めているが、輸出企業は昨日と同様に、ドル円116円台半ば前後を中心に、116円台以上からナンピン売りで待機姿を強めている模様。一方、輸入企業はドル円115円台半ば割れから押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、方向感に乏しい中、引き続き戻り売りを優先しているが、現状では昨日と同様に、ユーロドル1.13台半ば以上からナンピン売りと共に、1.12台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、ドル円115円台前半ではロング、116円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は130円台半ば割れから押し目買いと共に、131円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは82円台半ば前後から押し目買いと共に、83円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 114.80 | 116.85 |
ユーロ円 | 129.80 | 132.00 |
ユーロドル | 1.1190 | 1.1400 |
豪ドル円 | 81.85 | 84.00 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
現在のポジション(SL&SP)
ドル円ショート | 50,000 | ☆116.30(SL116.30買い) |
2022年1月収支経過(04~07日)
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | -¥75,000 | |
ユーロ円 | -¥5,000 | +¥35,000 |
ユーロドル | +¥45,800(+ドル350) | |
豪ドル円 | -¥30,000 | +¥20,000 |
前日の売買 東京市場
ユーロ円買い | 50,000 | ★△130.80(131.50ショートカバー)+¥35,000 |
豪ドル円買い | 50,000 | ★△83.60(84.00ショートカバー)+¥20,000 |
前日の売買&予定 海外市場
出来ず Nothing done | ||
ドル円売り | 50,000 | 116.30(SL116.80買い) |
ドル円買い | 50,000 | 115.30 |
ユーロ円売り | 50,000 | 131.50(SL132.00買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 130.30(SL129.80売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.1370(SL1.1420買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.1270(SL1.1220売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 83.50(SL83.80買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 82.30(SL81.80売り) |
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り | 50,000 | 116.30(SL116.80買い) |
ドル円買い | 50,000 | 115.50 |
ユーロ円売り | 50,000 | 131.50(SL132.00買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 130.50(SL130.00売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.1350(SL1.1400買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.1260(SL1.1210売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 83.50(SL83.80買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 82.50(SL82.00売り) |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。