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為替モーニング東京市場2023年5月23日

2023年05月23日
(コラム執筆時間:08時51分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円137.80~139.30
ユーロ円149.00~150.50
ユーロドル1.0750~1.0900
豪ドル円91.30~92.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米地銀を巡る金融システム不安や米債務上限問題等の不安材料はあるが、米債務上限問題に関してはバイデン大統領とマッカーシー下院議長の交渉が続いている。デフォルト懸念のある6月1日(Xデー)を前にして、悲観的な見方も後退しており、相場への影響は限定的との見方が支配的といえる。このためその後に米連邦準備制度理事会(FRB)高官が利上げ継続の必要性を強調したこともあり、ドルを買い戻す動きが優勢になっている。兎にも角にも米債券利回りが再び上昇過程にあり、10年債は3.718%、そして2年債も4.319%と魅力的なレベルで推移しているだけに、機関投資家やヘッジファンドの投資意欲を高めているなど、相対的にドル売り材料が見当たらず、もう一段の上昇局面も想定せざるを得ない。ただ世界経済の中国依存度が後退しており、中国当局が人民元高維持のために米国債売却が続いていることも、米金利の上昇要因という側面も強い。このためある程度のリバウンド相場も警戒せざるを得ないだけに、引き続き直近のレンジ幅を重視し、相場が大きく動意づいてからのナンピン売買が得策であろう。

一方、ドル円は日米金利差拡大を背景に、138円台半ば前後まで上昇基調を強めている。ただ次回FOMCで追加利上げを実施できるかは定かではなく、再び140円台を目指す展開とは言い難い。一過性のドル買いに終わる可能性も秘めているだけに、拙速的な上値トライも下値トライも自重局面にある。引き続きレンジ幅ドル円137.80~139.30円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルも米ドル主導ではあるが、1.08前後で右往左往しているものの、ECBの利上げ継続維持もあり、欧米金利差は平行線にある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0750~1.0900を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、138円割れから押し目買いと共に、139円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.07台半ば割れから押し目買いと共に、1.08台後半からナンピン売りで待機すること勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円138円台半ば前後から売りを随時実施しており、現状では139円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は138円割れから少なめの押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色を強めているが、現状では割安感のあるユーロドル1.07台半ば前後から押し目買いと共に、1.09前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円138円割れではロング、139円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は149円前後から押し目買いと共に、150円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は91円台前半から押し目買いと共に、92円台後半からナンピン売り待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円137.00140.00
ユーロ円148.50151.00
ユーロドル1.07001.0950
豪ドル円90.7093.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ユーロ円ショート100,000☆149.30(SL150.50買い)
ユーロドルロング50,000☆1.0860(SL1.0760売り)
豪ドル円ショート50,000☆90.80(SL92.80買い)
2023年5月収支経過(01~23日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥115,000+¥50,000
ユーロ円+¥85,000
ユーロドル
豪ドル円-¥65,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000☆△138.50(137.50ロングカバー)+¥50,000
ドル円買い50,000137.00(SL136.50売り)
ユーロ円売り50,000150.00(SL150.50買い)
ユーロ円買い100,000148.30
ユーロドル売り50,0001.0880
ユーロドル買い50,0001.0750(SL1.0700売り)
豪ドル円売り50,00092.50(SL93.00買い)
豪ドル円買い50,00091.00
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000139.30(SL139.80買い)
ドル円買い50,000137.80(SL137.00売り)
ユーロ円売り50,000150.50(SL151.00買い)
ユーロ円買い100,000149.00
ユーロドル売り50,0001.0880
ユーロドル買い50,0001.0750(SL1.0700売り)
豪ドル円売り50,00092.80(SL93.30買い)
豪ドル円買い50,00091.30
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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