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為替モーニング東京市場2022年3月18日

2022年03月18日
(コラム執筆時間:09時18分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円118.00~119.20
ユーロ円131.00~132.30
ユーロドル1.1030~1.1150
豪ドル円86.80~88.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

ウクライナとロシアの停戦期待が株式市場をサポートする中、懸念されていたロシアのデフォルト懸念が一旦回避された。このため米国株式市場ではNYダウが前日比417ドル高と続伸するなど、株価自体が立ち直りの兆しを見せている。反面、行き場を失った過剰流動性資金は株式市場に流入しており、未だに紆余曲折の段階は否めない。FRBに続いて、英中銀も0.25%の利上げを実施するなど、各中銀は金利正常化に前向き姿勢を見せているが、加速的な金利上昇はインフレ抑制にはなるのが、経済の足かせになる可能性も問われている。そんな中、本日の日銀金融政策決定会合にも注目が集まっている。現状維持に留まる公算が高く、サプライズは期待薄であろうが、改めて日米金融政策の方向性の違いを認識せざるを得ないだけに、ドル高・円安基調に大きな変化はないだろう。それでも相場自体は株高にも微動だにしておらず、徐々に過度な円安への違和感も生じ始めている。いずれにしても乱高下している原油価格や不透明な地政学的リスク、そして確実に迫っているインフレ懸念など、様々な不安材料が回遊しているだけに、黒田日銀総裁の記者会見にも注目せざるを得ない。さらに本日にも、米中首脳会談が行われる予定とされている。話題がウクライナ情勢に集中せざるを得ないが、ロシアに対するバイデン大統領の強硬姿勢や制裁を見る限り、習近平主席も停戦に向けてある程度は協調せざるを得ないだろう。それでもプーチン大統領の姿勢が変わらない限り、一過性の停戦状態に陥る可能性も高く、短期筋としても、安易にポジションを取り切れない状況に直面しているといえる。

一方、日経平均が既に大幅リバウンドしているだけに、過度な株高は期待薄であり、依然として、ドル円も119円台では実需や利益確定売りが散見されている。拙速的な上値トライには慎重になっているといわざるを得ない。引き続き直近のレンジ幅ドル円118.00~119.20円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で待機することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは、1.11前後で一進一退の展開を余儀なくされる中、現状では1.11台半ば前後から戻り売りが優先されており、拙速的な上値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1030~1.1150を重視し、同レベル前後からナンピン売買で待機することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、118円前後から押し目買いを勧めると共に、119円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.10台前半から押し目買いと共に、1.11台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は、ドル円119円台半ば前後を中心に、119円台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、118円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、ユーロドル1.11前後からナンピン売りを実施しており、現状では1.11台半ば前後からナンピン売りと共に、ユーロドル1.10台前半から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円118円前後ではロング、119円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は131円割れから押し目買いと共に、132円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は87円割れから押し目買いと共に、88円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円117.55119.70
ユーロ円130.30132.55
ユーロドル1.09101.1200
豪ドル円86.3088.55

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ドル円ショート50,000☆118.80(SL119.30買い)
ユーロドルショート50,000☆1.1100(SL1.1150買い)
豪ドル円ショート50,000☆87.50(SL88.00買い)
前日のSL実行ポジション(SL&SP)
ユーロ円ショート50,000☆▼130.70(SL131.30買い)-¥30,000
ユーロ$ショート50,000☆▼1.1050(SL1.1100買い)-$250
豪ドル円ショート50,000☆▼87.00(SL87.50買い)-¥25,000
2022年3月収支経過(01~18日)
通貨プラスマイナス前日
ドル円-¥60,000
ユーロ円-¥280,000-¥55,000
ユーロドル-¥13,200(―$100)-$250
豪ドル円+¥10,000-¥25,000
前日の売買 東京市場
ユーロドル売り50,000☆1.1050(SL1.1100買い)
豪ドル円売り50,000☆87.00(SL87.50買い)
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000119.30(SL119.80買い)
ドル円買い50,000118.20
ユーロ円売り50,000☆▼131.30(SL131.80買い)-¥25,000
ユーロ円買い50,000130.20
ユーロドル売り50,000☆1.1100(SL1.1150買い)
ユーロドル買い50,0001.0980
豪ドル円売り50,000☆87.50(SL88.00買い)
豪ドル円買い50,00086.30
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000119.20(SL119.70買い)
ドル円買い50,000118.10
ユーロ円売り50,000132.30(SL132.80買い)
ユーロ円買い50,000131.00(SL130.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1150(SL1.1200買い)
ユーロドル買い50,0001.1050
豪ドル円売り50,00088.00(SL88.50買い)
豪ドル円買い50,00087.00
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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