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為替モーニング東京市場2022年6月14日

2022年06月14日
(コラム執筆時間:09時28分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円133.50~135.00
ユーロ円139.00~140.50
ユーロドル1.0350~1.0530
豪ドル円92.50~93.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

先週の米消費者物価指数(CPI)が予想以上に強い内容になった結果、市場ではインフレ抑制のために、FRBの積極的な利上げ期待が再び高まっている。一部では今週のFOMCで確実視される0.5%利上げ幅を上回る、0.75%への変更の可能性も報道されているようだ。そんな中、米債券利回りは軒並み上昇しているが、ベンチマークである10年債利回りが3.4%台まで上昇、そして、景気後退のサインでもある10年債-2年債利回りの逆イールド現象まで再び発生しており、米国株式市場では金利先高観測が嫌気されると同時に、3指数揃って年初来安値を更新。NYダウは前日比876ドル安と大幅に下落するなど、市場は混迷度を深めているが、相対的には米利上げ期待を背景にドル買い戻しが有力視されている。反面、拙速的な利上げが景気後退に繋がる可能性も高く、今後の金融政策には、FRBのみならず、各国中銀もジレンマ状態に陥っているとも言っても過言ではない。いずれにしても、市場にはウクライナ情勢の長期化、中国ロックダウンの再浮上といった不安材料が顕在化しているだけに、当面、FOMCの結果を見極めるまでは波乱含みの展開が続くと見なした方が無難であろう。通常よりもレンジ幅を拡大し、じっくり待機策で対応するのが賢明と考えたい。

一方、ドル円に関しては、黒田日銀総裁は先に円安容認姿勢も示し、金融緩和策の継続性を主張していたが、昨日は、急激な円安は経済にとってマイナスとの見解を述べ始めるなど、政策方向の転換が迫られつつある。ただ、口先介入程度で終わる可能性も高く、135円台を目指す展開が予想される。引き続きレンジ幅ドル円133.50~135.50円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは米金利上昇により、1.04前後まで下げ足を強めている。ただ、同レベルでは割安感の買いや利益確定買いも散見されており、拙速的な下値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0350~1.0550を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、133円台半ば前後から押し目買いと共に、135円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.03台半ば前後から押し目買いと共に、1.05台以上からナンピン売りで対応することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円135円台では随時実施しており、現状では引き続き135円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は133円台半ば前後を中心に、134円割れから少なめの押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、微調整に終始しているが、現状では戻り売りを優先し、ユーロドル1.05前後からナンピン売りと共に、1.03台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円133円台半ば前後ではロング、135円台以上ではショートをイメージし、ユーロ円は139円前後から押し目買いと共に、140円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は92円台半ば前後から押し目買いと共に、94円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円133.10135.40
ユーロ円138.50140.85
ユーロドル1.03001.0530
豪ドル円92.0094.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

2022年6月収支経過(01~14日) 
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥145,000+¥70,000
ユーロ円-¥205,000-¥50,000
ユーロドル-¥76,800(-$550)-$400
豪ドル円-¥130,000-¥75,000
前日の売買 東京市場
ドル円売り50,000★△134.90(133.50ロングカバー)+¥70,000
豪ドル円買い50,000☆93.80(SL93.30売り)
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000135.00(SL135.50買い)
ドル円買い50,000133.50(SL133.00売り)
ユーロ円売り50,000141.50
ユーロ円買い50,000☆▼140.00(SL139.50売り)-¥25,000
ユーロドル売り50,0001.0550
ユーロドル買い50,000☆1.0400(SL1.0350売り)
豪ドル円売り50,00094.50
豪ドル円買い50,000☆93.00(SL92.50売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000135.00(SL135.50買い)
ドル円買い50,000133.50(SL133.00売り)
ユーロ円売り50,000140.50(SL141.00買い)
ユーロ円買い50,000139.00(SL138.50売り)
ユーロドル売り50,0001.0500
ユーロドル買い50,0001.0350(SL1.0300売り)
豪ドル円売り50,00093.80
豪ドル円買い50,00092.50(SL92.00売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
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