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為替イブニング海外市場2022年6月1日

2022年06月01日
(コラム執筆時間:19時33分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円128.50~130.00
ユーロ円137.80~139.30
ユーロドル1.0650~1.0800
豪ドル円92.00~93.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、各国は超低金利政策を迫られてきた。過剰流動性資金で急場を凌いできたが、ようやく感染拡大がピークアウトした可能性があり、各主要国は高インフレ抑制のために政策方針の転換を急いでいる。そして、欧米諸国は既に金融引き締めに舵を切っているが、反面、本邦では潜在的なデフレ懸念、そして、金融引き締め策に抵抗感があるのだろうが、米欧よりも一歩も二歩も出遅れている。今後も現状維持で留まる公算が高く、投機筋としても、総じて、円買いの妙味は失せている。俗に言う、高金利通貨のドル買い・円売りに走りやすい(円キャリートレード)状況に置かれている。再度、節目のドル円130円台を見るのは時間の問題とも言えるが、反面、ドルロングの積み上がりもあるが、FRBの拙速的な利上げが米景気に支障をきたす恐れもあり、ドルの更なる上昇局面では、適宜なドル調整売りも視野に入れるべきであろう。

一方、ドル円は米10年債利回りの上昇を背景に、ストップロスを巻き込んで底堅いが、引き続き、神経質な展開であり、レンジ幅ドル円128.50~130.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは欧州圏の脆弱性を見る限り、ECBの利上げも一過性に終わる可能性があり、拙速的な上値トライには慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0650~1.0800を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、128円台半ば前後から押し目買いと共に、130円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.06台半ば前後から押し目買いと共に、1.08前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円129円台以上から随時実施しており、現状では130円を視野に、同レベル前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、128円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、戻り売りを優先しているが、現状ではユーロドル1.06台半ば前後から押し目買いと共に、1.08前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円128円台半ば前後ではロング、130円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は138円割れから押し目買いと共に、139円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は92円前後から押し目買いと共に、93円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円128.20130.40
ユーロ円137.60139.80
ユーロドル1.06201.0840
豪ドル円91.8594.10

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買 海外市場
ドル円売り50,000☆128.60(SL129.10買い)
ユーロ円売り50,000☆138.00(SL138.50買い)
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000☆129.30(SL129.80買い)
ドル円買い50,000128.20
ユーロ円売り50,000☆138.80(SL139.30買い)
ユーロ円買い50,000137.70
ユーロドル売り50,0001.0800(SL1.0850買い)
ユーロドル買い50,0001.0670(SL1.0620売り)
豪ドル円売り50,000☆93.00(SL93.50買い)
豪ドル円買い50,00091.70
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000130.00(SL130.50買い)
ドル円買い50,000128.80
ユーロ円売り50,000139.30(SL139.80買い)
ユーロ円買い50,000138.00
ユーロドル売り50,0001.0800(SL1.0850買い)
ユーロドル買い50,0001.0660(SL1.0610売り)
豪ドル円売り50,00093.50(SL93.50買い)
豪ドル円買い50,00092.50
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
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