鈴木予想レンジ
ユーロ円 125.00~126.00
ユーロドル 1.1350~1.1450
豪ドル円 79.00~80.00
※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。
相場状況の振り返りと今後の展開予想
過度にメキシコの壁建設に固執すれば素直にドル売りを促す材料になるであろうが、市場の関心は米中通商協議の行方に集まっている関係上、相場を大きく動意づかせるような一般教書とは言い難い状況にある。
一方、ドル円は110円前後で一進一退を繰り返しているが、ある程度ポジション調整売買が一巡しており、次なる材料探しの場と見なし、引き続き直近のレンジ幅ドル円109.50~110.50円重視で待機策に努めることが賢明であろう。
他方、ユーロドルは目ぼしい買い材料の無い中、先週の強い米経済指標以降、NYダウ平均株価が3日続伸するなど、ドル買い主導で戻り売りが優先されている。
ただ、米ドルの利上げ観測も途絶えている以上、過度な下値トライには慎重になっており、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1350~1.1450で対応することが無難であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円109円台半ば前後から押し目買いと共に、ドル円110円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
一方、ユーロドルも同様に、ユーロドル1.13台半ば前後から押し目買いと共に、1.14台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はでは110円前後では随時実施しており、現状では110円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。
一方、輸入企業はドル円109円台半ば割れから押し目買いを継続している模様。
●海外勢によれば、引き続き戻り売りを優先する中、現状では、ユーロドル1.14台半ば以上からナンピン売りと共に、1.13台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円109円半ば割れではロング、ドル円110円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は125円割れから押し目買いと共に、126円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。
一方、豪ドル円は79円前後から押し目買いと共に、80円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
ドル円 108.85 111.00
ユーロ円 124.30 126.55
ユーロドル 1.1305 1.1520
豪ドル円 78.50 80.70
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
月次収支
2019年2月収支経過(01~06日)通貨 プラスマイナス 前日比
ドル円 +¥15,000
ユーロ円 -¥25,000
ユーロドル
豪ドル円
現在のポジションと決済指値
ユーロ円ショート50,000 ☆125.80(SL126.00買い)豪ドル円ショート50.000 ☆79.00(SL80.00買い)
豪ドル円ショート50.000 ☆79.60(SL80.00買い)
前日のストップロス(損失確定)実行ポジション
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done前日の売買 海外市場
出来ず Nothing doneドル円売り 50,000 110.30(SL110.80買い)
ドル円買い 50,000 109.40(SL108.90売り)
ユーロ円売り 50,000 126.20(SL126.80買い)
ユーロ円買い 50,000 125.20
ユーロドル売り 50,000 1.1480(SL1.1530買い)
ユーロドル買い 50,000 1.1370(SL1.1320売り)
豪ドル円売り 50.000 80.00(SL80.50買い)
豪ドル円買い 100,000 79.20
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り 50,000 110.30(SL110.80買い)ドル円買い 50,000 109.50(SL109.00売り)
ユーロ円売り 50,000 126.00(SL126.50買い)
ユーロ円買い 50,000 125.20
ユーロドル売り 50,000 1.1450(SL1.1500買い)
ユーロドル買い 50,000 1.1350(SL1.1300売り)
豪ドル円売り 50.000 80.00(SL80.50買い)
豪ドル円買い 100,000 79.30
本日の売買予定 海外市場
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。