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為替イブニング海外市場2022年1月14日

2022年01月14日
(コラム執筆時間:19時08分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円113.50~114.50
ユーロ円130.00~131.00
ユーロドル1.1400~1.1500
豪ドル円82.30~83.30
相場状況の振り返りと今後の展開予想

日経平均株価は前日比364円安で引けているが、一時600円程度下落し、2万8000円を割り込むなど、市場は否応もなしに、FRBの3月利上げを意識せざるを得ない状況に置かれている。ただ、市場の反応は米金融引き締め見通しを既に織り込んでおり、また、米ドルロングの積み上がりも手伝い、ドルの戻り売りが優勢になっている。相対的には、利食いと損切りが相混じり、相場の難易度を予想以上に深めている。そんな中、本日は12月の米小売売上高が発表され、好調な年末商戦を背景に改善される見通しであるが、他にも12月の米鉱工業生産指数や1月の米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値も発表されるだけに、基本的には相場を動意づかせるほどの材料とは言えず、引き続き米金利動向を睨みながら、直近のレンジ幅を重視し、相場の動意を待ってからの始動が得策であろう。

一方、ドル円は114円割れと下落基調を強めているが、更なるドル売り材料が乏しく、日米金利差を背景とした買戻しが優勢になっており、拙速的な下値トライは自重局面にある。引き続きレンジ幅ドル円113.30~114.30円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルはポンド買いが一服する中、1.14台半ば前後で膠着度を強めているが、米ドルの解消売りが一巡すれば、再び戻り売りが優勢になる可能性があり、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1400~1.15000を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円113円台半ば割れから押し目買いと共に、114円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは、1.14前後から押し目買いと共に、1.15前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円114円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は114円割れから押し目買いを随時実施しており、現状では113円台半ば前後から押し目買いで対応をしている模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、微調整に終始しているが、今朝と同様に、ユーロドル1.1500前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、買いも1.14前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円113円台半ば前後ではロング、114円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は130円前後から押し目買いと共に、131円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は82円台半ば割れから押し目買いと共に、83円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円112.85115.00
ユーロ円129.45131.60
ユーロドル1.13501.1570
豪ドル円81.8083.90

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ロング50,000☆114.00(SL113.50売り)
ドル円ロング50,000☆113.70(SL113.50売り)
ユーロ円ロング50,000☆130.80(SL130.00売り)
ユーロドルショート50,000☆1.1420(SL1.1500買い)
2022年1月収支経過(04~14日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥40,000
ユーロ円-¥5,000
ユーロドル+¥6,500(+$50)
豪ドル円-¥15,000+¥15,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買 海外市場
ドル円買い50,000☆114.00(SL113.50売り)
ユーロ円買い50,000☆130.80(SL130.50売り)
豪ドル円買い50,000★△83.20(83.50ショートカバー)+¥15,000
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000114.50
ドル円買い50,000☆113.70(SL113.30売り)
ユーロ円売り50,000131.30
ユーロ円買い50,000130.30(SL129.80売り)
ユーロドル売り50,0001.1500(SL1.1530買い)
ユーロドル買い50,0001.1400
豪ドル円売り50,00083.50(SL84.00買い)
豪ドル円買い50,00082.50(SL82.20売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り100,000114.30
ドル円買い50,000113.50(SL113.10売り)
ユーロ円売り50,000131.00
ユーロ円買い50,000130.00(SL129.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1500(SL1.1530買い)
ユーロドル買い50,0001.1400
豪ドル円売り50,00083.30(SL83.80買い)
豪ドル円買い50,00082.30(SL81.80売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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