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為替モーニング東京市場2022年5月11日

2022年05月11日
(コラム執筆時間:09時11分)

鈴木予想レンジ 

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円129.80~131.00
ユーロ円136.80~138.00
ユーロドル1.0480~1.0600
豪ドル円89.80~91.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米10年債利回りが3%割れまで低下しており、相対的にドルを手仕舞う動きが優先されている。ただし米国株式市場ではNYダウが前日比84ドル安と4日続落しているものの、ナスダック及びS&P500は4日ぶりに反発に転じており、株価自体は下げ止まりの様相を呈している。一部ではFRBのタカ派姿勢が米景気の足かせになるとの見解もあり、今後のFOMCの政策方針にも影響を及ぼす可能性も指摘されている。現時点ではパウエルFRB議長のインフレ抑制志向は根強いが、FRBの描いている金融引き締め策が問われ始めているとも解釈できる。そして、本日発表される4月の米消費者物価指数(CPI)に注目が集まっているが、CPIの予想は前年比+8.1%と前回から鈍化が見込まれており、インフレはピークアウトしたとの憶測も浮上している。いずれにしても、市場にはウクライナ情勢や中国経済の後退懸念などの不安材料が回遊しており、インフレ上昇の要因である資源価格や商品価格の高騰に繋がっている関係上、短期的なインフレ上昇との見方も浮上している。統計的には米債券利回り3%台の達成感もあり、更なる金利上昇には違和感が生じており、ドルのもう一段の上昇局面では戻り売りに転じることも一考であろう。

一方、ドル円は米債券利回りの動向次第であるが、米10年債利回りが3%前後で推移している限り、下値は限定的と見られる。反面、既にドルロングが積み上がっている関係上、加速的な上昇は望みにくい。引き続きレンジ幅ドル円129.80~131.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルはウクライナ情勢が重石となり、引き続き戻り売りが優先されているが、1.05割れでは割安感による買い戻しも手伝い、拙速的な下値トライは自重局面にある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0480~1.0600を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、130円割れから押し目買いと共に、131円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.05割れから押し目買いと共に、1.06前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は昨日と同様に、ドル円131円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、129台半ば前後を中心に、130円割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色を強めているが、現状ではユーロドル1.05割れから押し目買いと共に、1.06前後から少なめのナンピン売りで待機姿勢を強めている。

●クロス円は、ドル円129円台後半ではロング、131円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は137円割れから押し目買いと共に、138円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は90円割れから押し目買いと共に、91円前後からナンピン売りで待機することを勧めわる。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円129.20131.50
ユーロ円136.20138.50
ユーロドル1.04201.0640
豪ドル円89.3091.55

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
No position
2022年5月収支経過(02~11日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥40,000
ユーロ円+¥30,000
ユーロドル+¥48,000(+ドル350)
豪ドル円-¥25,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000130.90(SL131.40買い)
ドル円買い50,000129.60(SL129.10売り)
ユーロ円売り50,000137.90(SL138.40買い)
ユーロ円買い50,000136.60(SL136.10売り)
ユーロドル売り50,0001.0620(SL1.0670買い)
ユーロドル買い50,0001.0480(SL1.0430売り)
豪ドル円売り50,00091.20(SL91.70買い)
豪ドル円買い50,00089.80(SL89.30売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000130.80(SL131.30買い)
ドル円買い50,000129.80(SL129.30売り)
ユーロ円売り50,000138.00(SL138.50買い)
ユーロ円買い50,000136.80(SL136.30売り)
ユーロドル売り50,0001.0600(SL1.0650買い)
ユーロドル買い50,0001.0480(SL1.0430売り)
豪ドル円売り50,00091.00(SL91.50買い)5
豪ドル円買い50,00089.80(SL89.30売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
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