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為替イブニング海外市場2021年12月20日

2021年12月20日
(コラム執筆時間:19時19分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円113.00~114.20
ユーロ円127.30~128.50
ユーロドル1.1200~1.1320
豪ドル円79.80~81.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

インフレ懸念が世界的に加速する中、先の米連邦準備制度(FOMC)では金利正常化を含めて、FRBは来年度以降の金利引き上げを年複数回実施する見込みである。そして、イングランド銀行も予想外の利上げを実施しており、世界的なインフレリスクの高まりを背景に、遅かれ速かれ欧州及び日銀にも波及する可能性が高い。ただ、日欧は利上げに追従せざるを得ない相場環境とは言え、米国との温度差もあり、当面、超低金利政策からの脱却程度に収まる可能性が高い。そして、現況では新型コロナウィルス(オミクロン株)が猛威を振るっており、市場にはインフレリスクと変異株リスクが混在しており、また、利上げリスクも考慮しなければならず、相場の難易度を更に強めている。引き続き相場が動意づくまでは静観し、直近のレンジ幅でじっくり待機策に努めることが無難であろう。

一方、ドル円は日経ダウが大幅に反落しているが、円相場への影響は限定的であり、引き続き米金利主導の展開と言わざるを得ない。引き続きレンジ幅ドル円113.00~114.20円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは、米ドル主導の展開ではあるが、ユーロドル1.12前後では割安感の買いや利益確定買いが随所に散見されており、拙速的な下値トライは自重局面にある。引き続きレンジ幅をユーロドル1.1200~1.1320を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円113円前後から押し目買いと共に、ドル円114円大以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.12前後から押し目買いと共に、1.13台以上からナンピン売りで対応することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円114円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円113円前後から押さし目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、特筆すべき買い材料がなく、再び戻り売りを優先している。現状ではユ-ロドル1.13台以上からナンピン売りと共に、1.12割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、繰り返しなるが、ドル円113円前後ではロング、ドル円114円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は127円台前半から押し目買いと共に、128円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは80割れから押し目買いと共に、81円台以上前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円112.50114.60
ユーロ円126.70128.85
ユーロドル1.11501.1350
豪ドル円79.5081.55

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ユーロ円ロング50,000☆128.30(SL127.30売り)
ユーロドルロング50,000☆1.1280(SL1.1200売り)
豪ドル円ロング50,000☆80.30(SL79.80売り)
2021年12月収支経過(01~20日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥120,000+¥40,000
ユーロ円+¥115,000
ユーロドル+¥128,800(+$1,000)
豪ドル円-¥75,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場
ドル円買い50,000★△113.30(114.10ショートカバー)+¥40,000
ユーロ円買い50,000☆128.30(SL127.00売り)
ユーロドル買い50,000☆1.1280(SL1.1230売り)
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000114.20(SL114.70買い)
ドル円買い50,000113.10(SL112.70売り)
ユーロ円売り50,000128.50
ユーロ円買い50,000127.30(SL126.80売り)
ユーロドル売り50,0001.1310
ユーロドル買い50,0001.1200(SL1.1150売り)
豪ドル円売り50,00081.50(SL82.00買い)
豪ドル円買い50,000☆80.30(SL79.80売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000114.20(SL114.70買い)
ドル円買い50,000113.00(SL112.60売り)
ユーロ円売り50,000128.50
ユーロ円買い50,000127.30(SL126.80売り)
ユーロドル売り50,0001.1320
ユーロドル買い50,0001.1200(SL1.1150売り)
豪ドル円売り50,00081.00
豪ドル円買い50,00079.80(SL79.30売り)
現在のポジション(SL&TP)
ユーロ円ロング50,000☆128.30(SL127.30売り)
ユーロ$ロング50,000☆1.1280(SL1.1200売り)
2021年12月収支経過(01~20日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥120,000+¥40,000
ユーロ円+¥115,000
ユーロドル+¥128,800(+$1,000)
豪ドル円-¥75,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000114.00(SL114.50買い)
ドル円買い50,000☆△113.30(114.10ショートカバー)+¥40,000
ユーロ円売り50,000129.30(SL129.80買い)
ユーロ円買い50,000☆128.30(SL127.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1380(SL1.1430買い)
ユーロドル買い50,000☆1.1280(SL1.1230売り)
豪ドル円売り50,00081.80(SL82.30買い)
豪ドル円買い50,00080.80(SL80.30売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000114.20(SL114.70買い)
ドル円買い50,000113.10(SL112.70売り)
ユーロ円売り50,000128.50
ユーロ円買い50,000127.30(SL126.80売り)
ユーロドル売り50,0001.1310
ユーロドル買い50,0001.1200(SL1.1150売り)
豪ドル円売り50,00081.50(SL82.00買い)
豪ドル円買い50,00080.30(SL79.80売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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【パートナーズFXおよびパートナーズFXnano】
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【証券】
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【暗号資産CFD】
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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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