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為替イブニング海外市場2022年7月22日

2022年07月22日
(コラム執筆時間:19時46分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円136.50~138.30
ユーロ円138.50~140.30
ユーロドル1.0100~1.0250
豪ドル円94.30~95.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

世界的なインフレ上昇が経済の圧迫要因になっており、各国はインフレ抑制のために積極的な金融引き締め策を余儀なくされている。一定の効果は得られるだろうが、それでも物価上昇の元凶であるエネルギー価格の高騰やロシアのウクライナ侵攻を封じ込めない限り、逆に拙速的な利上げは経済の足かせになる可能性がある。そして、各国の政策金利発表が相次ぐ中、日本は現状維持を継続し、欧州は0.5%の利上げに踏み切った。マイナス金利を脱却してはいるが、次回以降の利上げは不透明といわざるを得ない。そして来週予定されるFOMCでは0.75%の利上げが確実視されているが、FRBは年内にも金利正常化を目指す可能性があり、市場参加者はそれぞれの金利動向に依然として振り回され易い展開にある。とは言え、市場は既に米金利の優位性を織り込んでおり、引き続き相場の動意を待ってから臨機応変な売買が求められる。

一方、ドル円は金利を引き上げる可能性は低いが、現状の過度な円安が貿易収支の悪化に繋がっているなど、ある程度の調整が必要との見解もある。ドル独歩高を放置できないというのが、現状であろう。引き続きレンジ幅ドル円136.50~138.30円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルはECBの利上げが一過性のユーロ買いに終わっているが、パリティ割れの危機は遠のいており、調整主動の展開にある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0100~1.0250を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、136円台半ば前後から押し目買いを勧めると共に、138円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.01前後から押し目買いを勧めると共に、1.03前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円138円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は136円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色を強めているが、現状では今朝と同様に、ユーロドル1.02台半ば以上からナンピン売りと共に、1.01割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円136円台半ば前後ではロング、138円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は138円台半ば前後から押し目買いと共に、140円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は94円台半ば割れから押し目買いと共に、95円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円136.00138.70
ユーロ円138.00140.80
ユーロドル1.00501.0270
豪ドル円93.8596.20

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

2022年7月収支経過(01~22日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円±¥0-¥25,000
ユーロ円-¥40,000+¥75,000
ユーロドル-¥55,900(-ドル400)+$500
豪ドル円+¥35,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買 海外市場
ドル円買い50,000★▼138.00(SL137.50売り)-¥25,000
ユーロ円売り50,000★142.00(SL142.50買い)
ユーロ円買い50,000★△140.50(142.00ショートカバー)+¥75,000
ユーロドル売り50,000☆1.0270(SL1.0320買い)
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000138.00(SL138.60買い)
ドル円買い50,000136.50(SL136.00売り)
ユーロ円売り50,000141.00(SL141.50買い)
ユーロ円買い50,000☆139.50(SL139.00売り)
ユーロドル売り50,0001.0300(SL1.0350買い)
ユーロドル買い50,000☆△1.0170(1.0270ショートカバー)+$500
豪ドル円売り50,00095.70(SL96.20買い)
豪ドル円買い50,00094.30
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000138.20(SL138.70買い)
ドル円買い50,000136.50(SL136.00売り)
ユーロ円売り50,000140.30(SL140.80買い)
ユーロ円買い50,000138.50(SL138.00売り)
ユーロドル売り50,0001.0250(SL1.0310買い)
ユーロドル買い50,0001.0100(SL1.0050売り)
豪ドル円売り50,00095.70(SL96.20買い)
豪ドル円買い50,00094.30
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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