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為替イブニング海外市場2022年5月31日

2022年05月31日
(コラム執筆時間:19時33分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円127.30~128.80
ユーロ円136.50~138.00
ユーロドル1.0670~1.0820
豪ドル円91.30~92.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

市場ではインフレ懸念が深まる中、各中銀は利上げ志向を強めざるを得ないが、本日も米FRBのウォーラー理事はインフレが著しく低下するまで、毎会合で0.5%の利上げを実施する旨を指摘している。先のFOMC議事要旨で確認された6月7月の利上げよりも、タカ派姿勢を見せている格好だが、拙速的な利上げは株式市場の足かせになることは明白であり、未だにインフレ抑制のための金融引き締め策には賛否両論があるのが現状である。いずれにしても、先進国の利上げに関しては、米国が先んじており、また、ウクライナ情勢の長期化による地政学的リスクによるドル買いや、あるいは中国における上海のロックダウン措置が6月から解消される見込みではあるが、約2ヶ月間に及ぶ徹底した管理体制の結果でもあるだけに、経済活動を再稼働出来るかは半信半疑の状態であり、本質的にコロナの感染拡大が払拭された地合いとは言い難い。過剰期待は禁物であろう。依然として、ドル買いに集中しやすい地合いは否めない。ただ、ドルロングが積み上がっている関係上、当面、ドルの下落局面で買い戻しに転じることが賢明であろう。

一方、ドル円は日米金利差拡大を背景に、底堅い展開ではあるが、週末に控えている5月米雇用統計の動向を見極めたいとの思惑もあり、128円前後で一進一退の展開を強いられている。引き続きレンジ幅ドル円127.30~128.80円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは米ドル主導の展開は否めないが、ECBによるマイナス金利解除のみでは拙速的に買い上がる雰囲気は削がれている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0670~1.0820を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、127円台半ば割れから押し目買いと共に、128円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.07割れから押し目買いと共に、1.08台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円128円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、127円台半ば割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、引き続き戻り売りを優先する中、微調整に終始しているが、現状ではユーロドル1.07割れから押し目買いと共に、1.08台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円127円台半ば割れではロング、128円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は136円台半ば前後から押し目買いと共に、138円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は91円台半ば割れから押し目買いと共に、92円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円126.80129.10
ユーロ円136.00138.30
ユーロドル1.06151.0850
豪ドル円90.7093.20

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000128.50(SL129.00買い)
ドル円買い50,000127.20(SL126.70売り)
ユーロ円売り50,000138.30(SL138.80買い)
ユーロ円買い50,000137.00(SL136.50売り)
ユーロドル売り50,0001.0830(SL1.0880買い)
ユーロドル買い50,0001.0700(SL1.0650売り)
ドル円売り50,00092.70(SL93.20買い)
豪ドル円買い50,00091.30
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000128.60(SL129.10買い)
ドル円買い50,000127.30(SL126.80売り)
ユーロ円売り50,000138.00(SL138.50買い)
ユーロ円買い50,000136.60(SL136.10売り)
ユーロドル売り50,0001.0800(SL1.0850買い)
ユーロドル買い50,0001.0670(SL1.0620売り)
ドル円売り50,00092.70(SL93.20買い)
豪ドル円買い50,00091.30
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
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