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為替モーニング東京市場2016年7月20日

2016年07月20日

鈴木予想レンジ

ドル円     105.50~107.00

ユーロ円    116.30~118.00

ユーロドル   1.0950~1.1100

豪ドル円    78.80~80.50


※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

相場状況の振り返りと今後の展開予想

英国EU離脱問題が一服する中、トルコのクーデターも早々に収束したことから、相対的なリスク回避の動きは後退気味である。

その中、世界的な金融緩和を背景に、過剰流動性資金が株価及び債券市場に流れやすい相場環境を作り出しており、NYダウは8日連騰と過去最高値を更新中であり、また、連休明けの日経平均株価も安倍首相の大規模な経済対策を頼りに、順調な回復軌道に乗せつつあり、円売りにも安堵感が広がっている。

ただ、株価自体には高値警戒感も台頭しており、一旦清算局面入りとの見方が優勢になっており、過剰期待は自重局面に差し掛かっている。


一方、ドル円は株高を好感しながら円安基調を強める中、現状では一連の米経済指標が相次いで改善方向を示しており、次回9月のFOMCでの利上げ期待もやや現実味を帯び始めており、ドル円110円台回復期待も徐々に高まりを見せてはいるが、ただ、世界経済を取り巻く環境は常にリスク回避の動きに敏感に反応する嫌いは否めず、一方的な株高円安は見込みにくい側面がある。

引き続き底堅い展開を判断し、レンジ幅を105.50~107.00円まで拡大し、同レベル前後からのナンピン売買で待機策が賢明であろう。


他方、ユーロドルはEU離脱問題が一服しているものの、イタリアの債券不良問題が再浮上する中、国際通貨基金(IMF)は2016・17年の世界経済の成長見通しを下方修正し、欧州連合(EU)離脱決定で英経済はリセッションに陥る可能性があると指摘しており、依然として、戻り売り優勢の展開を強いられている。

ただ、ユーロドル1.1000割れでは割安感による買い戻しも散見されるなど、短期筋としては、1.1000割れトライには慎重になっている。

当面、ユーロドル1.0950~1.1100のレンジ幅重視で売買を模索することが一考であろう。


●戦略的には、ドル円は引き続き底堅い展開と判断し、前述したレンジ幅を重視し、ドル円105円半ば前後から押し目買いを勧めると共に、107円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

一方、ユーロドルは、前述したレンジ幅を重視し、1.1100前後からナンピン売りと共に、1.09台半ば前後から押し目買いで待機することを勧める。


●邦銀勢によれば、株高期待を背景に底堅い展開と判断している。

輸出企業は107円前後を視野に、106円台半ば以上からナンピン売りで対応している模様。

一方、輸入企業はドル円105円台半ば前後から押し目買いを継続している模様。


●海外勢によれば、方向感に乏しい中、前述したレンジ幅を重視し、ユーロドル1.11前後からナンピン売りと共に、1.09台半ば前後から少なめの押し目買いで待機姿勢を強めている模様。


●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円105円台半ば割れではロング、107円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は116円台半ば割れから押し目買いと共に、118円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

一方、豪ドル円は、79円前後から押し目買いと共に、80円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。


市場ストップロス・オーダー状況

通貨       売り     買い

ドル円      104.85    107.30

ユーロ円     115.70   118.30

ユーロドル    1.0905   1.1140

豪ドル円     78.50    81.10


※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

月次収支

通貨別    プラスマイナス      前日比

ドル円    +¥20,000        

ユーロ円   -¥95,000     

ユーロドル  +¥52,600(+$450)  -$300

豪ドル円   +¥80,000       


現在のポジションと決済指値

ユーロドルロング50,000 ☆1.1000(SL1.0950売り)

豪ドル円ロング 50,000 ☆79.80(SL78.80売り)


前日のストップロス(損失確定)実行ポジション

ユーロドルロング50,000☆▼1.1060(SL1.1000売り)-$300



前日の売買 東京市場

豪ドル円買い  50,000 ☆79.80(SL79.00売り)


前日の売買 海外市場

ドル円売り   50,000  106.80(SL107.50買い)

ドル円買い   50,000  105.60(SL104.90売り)

ユーロ円売り  50,000  118.00(SL118.80買い)

ユーロ円買い  50,000 ☆116.60(SL115.90売り)

ユーロドル売り 50,000  1.1130

ユーロドル買い 50,000 ☆1.1000(SL1.0930売り)

豪ドル円売り  50,000  80.30

豪ドル円買い  50,000  78.70(SL78.00売り)


本日の売買予定 東京市場

ドル円売り   50,000  106.80(SL107.50買い)

ドル円買い   50,000  105.60(SL104.90売り)

ユーロ円売り  50,000  117.70(SL118.50買い)

ユーロ円買い  50,000  116.60(SL115.90売り)

ユーロドル売り 50,000  1.1080

ユーロドル買い 50,000  1.0950(SL1.0880売り)

豪ドル円売り  50,000  80.20

豪ドル円買い  50,000  78.80(SL78.10売り)


本日の売買予定 海外市場

-

記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

コラム一覧

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市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
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〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
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