鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 110.30~111.30 |
ユーロ円 | 131.70~132.70 |
ユーロドル | 1.1880~1.1980 |
豪ドル円 | 83.50~84.50 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
米景況感の改善を受けて、米インフレ期待は根強いものがあるが、先週末発表されたミシガン大消費者信頼感指数の確報値において、1年先のインフレ期待が前回の4.6%から4.2%に低下しており、市場ではFRB関係筋が発していたインフレ率の上昇は一時的と言うコメントが意識されている。そして、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁は、雇用情勢自体はパンデミック前よりも700万人少ないと述べ、一部での値上げは一時的な可能性高いと指摘している。その中、米国株式市場ではNYダウが前日比237ドル高と堅調に推移、また、米10年債利回りが1.5%台を回復しており、目先の材料では安易にどちらにも仕掛けづらい状況にある。
一方、ドル円は年初来高値の達成感と警戒感もあり、ドル円111円台では一旦、清算局面を迎えており、更なる上値トライには慎重になっている。ただ、米債券利回りの上昇を背景に下値は限定的になっている。引き続きレンジ幅ドル円110.30~111.30円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。
他方、ユーロドルはECBのハト派的な思考を背景に、1.20前後の重石を踏まえて、戻りの鈍さに繋がっている。引き続き戻り売りを優先し、レンジ幅ユーロドル1.1880~1.1980を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円110円台前半から押し目買い共に、111円台前半からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.19割れから押し目買いと共に、1.19台後半からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円111円台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円110円台半ば割れから押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、方向感に乏しい中、現状では、ユーロドル1.200前後からナンピン売りと共に、1.19割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、ドル円110円台前半ではロング、111円台前半ではショートをイメージし、ユーロ円は131円台後半から押し目買いと共に132円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは83円台半ば前後から押し目買いと共に、84円台半ば前後かナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 109.70 | 111.90 |
ユーロ円 | 131.20 | 133.40 |
ユーロドル | 1.1830 | 1.2040 |
豪ドル円 | 83.00 | 85.15 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
現在のポジション(SL&TP)
ユーロ円ショート | 50,000 | ☆131.80(SL132.70買い) |
豪ドル円ショート | 50,000 | ☆83.50(SL84.50買い) |
2021年6月収支経過(01~28日)
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | +¥10,000 | |
ユーロ円 | -¥5,000 | |
ユーロドル | +¥46,200(+ドル350) | |
豪ドル円 | -¥50,000 |
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done |
前日の売買&予定 海外市場
出来ず Nothing done | ||
ドル円売り | 50,000 | 111.30(SL111.80買い) |
ドル円買い | 50,000 | 110.30(SL109.80売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 132.80(SL133.30買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 131.80 |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.1980(SL1.2030買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.1880(SL1.1830売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 84.50(SL85.00買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 83.50 |
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り | 50,000 | 111.30(SL111.80買い) |
ドル円買い | 50,000 | 110.30(SL109.80売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 132.70(SL133.20買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 131.80 |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.1980(SL1.2030買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.1880(SL1.1830売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 84.50(SL85.00買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 83.50 |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。