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為替モーニング東京市場2021年5月12日

2021年05月12日

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円108.30~109.30
ユーロ円131.50~132.50
ユーロドル1.2100~1.2200
豪ドル円84.70~85.70
相場状況の振り返りと今後の展開予想

市場では米雇用統計が予想外に悪化したことを受けて、様々な憶測が飛び交う中、FRBによる早期の出口戦略が閉ざされるとの見方もあり、拙速的なドルの買い戻し志向を阻んでいる。ただ、パウエルFRB議長は金融当局として利上げを検討する前に債券購入のテーパリング(段階的縮小)を行う可能性が高いとの見解を示しており、基本的にはワクチン接種が順調に行われ、ウイルス感染が収束に向かってからの政策方針であり、市場はやや過剰反応している嫌いがある。いずれにしても、金融緩和策と違って、金融引き締め策は株式市場や債券市場、そして、為替相場への影響も計り知れないだけに、FRBとしても、他の主要国の金融政策と同調する必要性も求められている。

一方、ドル円は米国株式市場が軒並み下落してはいるが、米債券利回りの下げ止まりもあり、依然として、ドル円108円台半ば前後で踏みとどまっている。本日の日経ダウの動向にも注目が集まってはいるが、前日の大幅安を背景に、調整主導の展開が予想されるだけに、引き続きレンジ幅ドル円108.30~109.30円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルはEU圏でのワクチン展開が加速しており、ユーロ圏経済の回復期待も踏まえ、ユーロドル1.21台半ば前後で底堅い展開になっている。また、昨日発表された5月のZEW景況感指数が約21年ぶりの高水準となっていることもユーロドルの追い風になっている。ただ、調整主導の展開が否めないだけに、引き続きレンジ幅ユーロドル1.2100~1.2200を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円108円台前半から押し目買いを勧めると共に、109円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.21前後から押し目買いと共に、1.22前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、株価動向を注視し、様子見スタンスを強めているが、輸出企業はドル円109円台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は108円前後を視野に、108円台前半から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、引き続き戻り売りを優先する中、現状では昨日と同様に、ユーロドル1.2200前後からナンピン売りと共に、1.2100前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円108円台前半ではロング、109円台半ば前後ではショートをイージし、ユーロ円は131円台半ば前後から押し目買いと共に、132円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは85円割れから押し目買いと共に、85円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円107.70109.80
ユーロ円131.00133.10
ユーロドル1.20401.2250
豪ドル円84.2086.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ドル円ロング50,000☆108.50(SL108.30売り)
ユーロ円ロング50,000☆131.80(SL131.50売り)
ユーロドルショート50,000☆1.2120(SL1.2200買い)
前日のSL実行ポジション(SL&SP)
ドル円ロング50,000☆▼108.70(SL108.50売り)-¥10,000
2021年5月収支経過 (06~12日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥10,000-¥10,000
ユーロ円-¥15,000+¥20,000
ユーロドル
豪ドル円-\25,000+¥15,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円買い50,000★△132.10(132.50ショートカバー)+¥20,000
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000109.30
ドル円買い50,000☆108.50(SL108.00売り)
ユーロ円売り50,000132.80(SL133.30買い)
ユーロ円買い50,000☆131.80(SL131.30売り)
ユーロドル売り50,0001.2200(SL1.2250買い)
ユーロドル買い50,0001.2110
豪ドル円売り50,00085.80(SL86.30買い)
豪ドル円買い50,000☆△85.00(85.30ショートカバー)+¥15,000
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000109.20
ドル円買い50,000108.30(SL108.00売り)
ユーロ円売り50,000132.30
ユーロ円買い50,000131.50(SL131.00売り)
ユーロドル売り50,0001.2200(SL1.2250買い)
ユーロドル買い50,0001.2110
豪ドル円売り50,00085.70(SL86.20買い)
豪ドル円買い50,00084.70(SL84.20売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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パートナーズFX、パートナーズFXnanoおよびCFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格とには差額(スプレッド)があります。

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パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの建玉必要証拠金金額は原則、一般社団法人金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額とします。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。

CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。 国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.75%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,750円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会