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為替イブニング海外市場2020年11月27日

2020年11月30日

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円103.50~104.80
ユーロ円123.50~124.70
ユーロドル1.1850~1.1970
豪ドル円76.20~77.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

新型コロナウィルスの世界の感染者数が6000万人を超える中、市場ではワクチン開発への期待は日々増す中、年内にもワクチン接種が可能になるとの憶測もあり、景気回復期待は根強いものがあるが、東京でも新型コロナウィルス感染者570人と21日の539人を上回り、過去最多を更新しており、相対的に緊張感を深めている。ただ、他の主要国との比では軽症の域にあり、ロックダウンを実施するには時期尚早とも解釈できある。その中、日経平均株価は前日比107円高と堅調に推移しているように、コロナ対策による追加支援策が株価の押し上げ材料になるなど、株式市場全般に違和感と安堵感が混在している。相対的には拙速的に買い上がる雰囲気は削がれてはいるが、各主要国が追加金融政策を迫られている限り、行き場を失った流動性資金の投資対象が株式市場に流入しやすい相場環境にある。とは言え、株式と為替との相関性が希薄になっているため、引き続き相場が大きく動意づいてから逆張り対策で臨む方が賢明であろう。

一方、ドル円は依然として、リスク回避の円買いが優勢となり、一時ドル円104円割れになるなど警戒感を強めている。ただ、同レベルでは利食いと実需買いが控えており、拙速的に下値を模索する難しさもある。また、米国ではブラックフライデーで年末商戦が本格化するため、ドルロングを手仕舞う動きはやや後退しており、引き続きレンジ幅ドル円103.50~104.80円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルは1.19前後で一進一退が続く中、ドルの調整売りも手伝い底堅い展開ではあるが、ユーロドル1.20前後が抵抗レベルにあるだけに、拙速的に買い上がる雰囲気はない。引き続き無理をせずに、直近のレンジ幅ユーロドル1.1850~1.1970を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円103円台半ば前後から押し目買いを勧めると共に、ドル円105円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.18台半ば前後から押し目買いと共に、1.19台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、売り急ぐことなく、ドル円105円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円104円割れから随時実施しており、現状ではドル円103円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、戻り売りを優先する中、現状では今朝と同様に、ユーロドル1.19台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、買いは1.18台半ば前後から押し目買いを継続している模様。

●クロス円は、ドル円103円台半ば前後ではロング、105円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は123円台半ば前後から押し目買いと共に、124円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは76円台前半から押し目買いと共に、77円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円103.00105.15
ユーロ円123.00125.20
ユーロドル1.18101.2030
豪ドル円75.7077.80

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ロング50,000☆104.00(SL103.50売り)
豪ドル円ショート50.000☆76.50(SL77.30買い)
本日のSL実行ポジション(SL&TP)
ドル円ロング50,000☆▼104.70(SL104.00売り)-¥35,000
2020年11月収支経過(02~27日) 
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥25,000-¥35,000
ユーロ円+¥5,000
ユーロドル-¥24,800(-ドル200)
豪ドル円-¥25,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000104.80
ドル円買い50,000☆104.00(SL103.50売り)
ユーロ円売り50,000124.80(SL125.30買い)
ユーロ円買い50,000123.60(SL123.10売り)
ユーロドル売り50,0001.1950(SL1.2000買い)
ユーロドル買い50,0001.1850(SL1.1800売り)
豪ドル円売り50.00077.30(SL77.80買い)
豪ドル円買い50,00076.30
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000104.70
ドル円買い50,000103.50(SL103.00売り)
ユーロ円売り50,000124.70(SL125.20買い)
ユーロ円買い50,000123.50(SL123.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1960(SL1.2010買い)
ユーロドル買い50,0001.1860(SL1.1810売り)
豪ドル円売り50.00077.30(SL77.80買い)
豪ドル円買い50,00076.30
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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