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為替イブニング海外市場2017年3月01日

2017年03月01日

※最新情報(為替モーニング東京市場2017年3月02日)は、お客様限定で『会員専用サイト』に公開中!

鈴木予想レンジ

ドル円     112.50~114.30
ユーロ円    118.50~120.30
ユーロドル   1.0450~1.0630
豪ドル円    86.30~87.80

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

相場状況の振り返りと今後の展開予想

注目のトランプ大統領の演説は特に驚く内容ではなく、無難に消化した感が強い。
内容的には事前予想通りに雇用創出とインフラ投資を強調したにとどまっている。
大統領の上下院議会おいては恒例の行事でもあり、概ねスピーチライターの原稿に沿った格好で、国内経済の活性化を背景とした経済政策であり、総じて、具体性に欠ける内容であったことから、市場の反応は鈍いと言わざるを得ないだろう。
ただ、いずれも米財政問題にもかかわる経済対策である為、今後はFRBの手腕と共に、FOMCの金利動向などを見極めてからの始動が賢明であろう。

一方、ドル円は米1兆ドルのインフラ投資への期待を込めて、日経平均株価が前日比274円台と大幅に反発したことが好感され、ドル円113円台で底堅い展開を見せている。
反面、米国株式市場では材料出尽くし感による利益確定売りが散見されるだけに、安易に株高円安局面とは言い難いのが現状であろう。
その中、米金利先高観測を踏まえた機関投資家やヘッジファンドのドル買い戻し志向を考慮すれば、下値は限定的と見なした方が無難であろう。

他方、ユーロドルはドル買い戻しに圧される格好で軟調に推移しており、次なる節目でもあるユーロドル1.05割れも意識され始めている。
FOMCの3月の利上げ観測が強まっていることもユーロの押し下げ材料になっているが、未だに利上げの確率が50%程度と不透明感をぬぐえない以上、ユーロドル1.05前後ではポジション調整買いも散見されており、当面、1.0450~1.0650のレンジ幅で対応することが得策であろう。

●戦略的には、ドル円はレンジ幅を112.50~114.50円まで拡大し、113円割れから押し目買いを勧めると共に、114円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。
一方、ユーロドルは前述したレンジ幅を重視し、1.05前後から押し目買いと共に、1.06台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、株高を好感し底堅い展開と判断しているが、輸出企業はドル円113円台半ば前後で随時実施しており、現状ではドル円114円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。
一方、輸入企業は112円台半ば前後を中心に、113円割れから押し目買いで待機している模様。

●海外勢によれば、引き続き戻り売りを継続しており、現状では、今朝と同様に、ユーロドル1.06台半ば前後からナンピン売りと共に、1.05前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円112円台半ば前後ではロング、114円台以上ではショートをイメージし、ユーロ円は119円割れから押し目買いと共に、120円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。
一方、豪ドル円は86円台半ば割れから押し目買いと共に、87円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況

通貨       売り     買い
ドル円      112.30   114.75
ユーロ円     118.50   120.80
ユーロドル    1.0430   1.0660
豪ドル円     85.70    88.20

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

月次収支

2017年3月収支経過(01~ 日)
通貨     プラスマイナス       前日比
ドル円    
ユーロ円   
ユーロドル  
豪ドル円

現在のポジションと決済指値

ドル円ロング  50,000 ☆111.80(SL112.50売り)
豪ドル円ショート50,000 ☆87.00(SL87.70買い)

前日のストップロス(損失確定)実行ポジション

前日の売買 東京市場

出来ず Nothing done

前日の売買 海外市場

ドル円買い   50,000 ☆111.80(SL111.10売り)

本日の売買予定 東京市場

ドル円売り    50,000  113.70
ドル円買い   50,000  112.00(SL111.30売り)
ユーロ円売り  50,000  120.30(SL121.00買い)
ユーロ円買い  50,000  118.50(SL 117.80売り)
ユーロドル売り 50,000  1.0630(SL1.0700買い)
ユーロドル買い 50,000  1.0500(SL1.0430売り)
豪ドル円売り  50,000 ☆87.00(SL87.70買い)
豪ドル円買い  50,000  85.30(SL84.60売り)

本日の売買予定 海外市場

ドル円売り    50,000  114.00
ドル円買い   50,000  112.50(SL111.80売り)
ユーロ円売り  50,000  120.30(SL121.00買い)
ユーロ円買い  50,000  118.80(SL 118.10売り)
ユーロドル売り 50,000  1.0630(SL1.0700買い)
ユーロドル買い 50,000  1.0480(SL1.0410売り)
豪ドル円売り  50,000  87.60(SL88.20買い)
豪ドル円買い  50,000  86.50

記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

コラム一覧

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市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
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