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為替モーニング東京市場2021年12月7日

2021年12月07日
(コラム執筆時間:09時15分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円113.00~114.00
ユーロ円127.50~128.50
ユーロドル1.1250~1.1350
豪ドル円79.50~80.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

市場は来週に行われる年内最後のFOMCの動向に注視しているが、先のパウエルFRB議長の議会証言から早期の資産購入終了を模索しているとの見方が有力視されており、米債券利回りは下げ止まりの様相を呈している。ただ、当初、FRBの来年の利上げの可能性が見込まれていたが、インフレ懸念を背景に年2~3回の利上げの憶測も飛び交うなど、未知数の部分が多々ある。そして、オミクロン株の出現により、今後の数値次第ではFRBが政策方針を変更する可能性もあり、拙速的にドルを買い上がる雰囲気とは言い難い相場環境にある。とは言え、市場には中国経済の失速懸念を含めて、潜在的なリスク回避志向を背景としたドル買いニーズがあり、ドルの下落局面では買い戻しに転じることも一考であろう。

一方、ドル円は 米10年債利回りの下げ止まりを踏まえて、ドル円113円台半ば前後まで上昇し、底堅い展開ではあるが、ドル円114円前後では実需や利益確定売りが散見されるなど、やや固着度を強めている。引き続きレンジ幅ドル円113.00~114.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは米ドル主導の展開には変わりがないが、ECBが慎重姿勢を崩しておらず、拙速的に買い上がる雰囲気はなく、戻り売りが優先されている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1250~1.1350を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円113円前後から押し目買いと共に、ドル円114円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.12台半ば前後から押し目買いと共に、1.13台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円113円半ば前後から随時実施しており、現状では114円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円113円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、引き続き戻り売りを優先しているが、現状では昨日と同様に、ユ-ロドル1.13台半ば前後からナンピン売りと共に、1.12台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円113円割れではロング、ドル円114円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は127円台半ば前後から押し目買いと共に、128円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは79円台半ば前後から押し目買いと共に、80円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円102.45114.55
ユーロ円127.00129.15
ユーロドル1.11801.1400
豪ドル円78.8581.10

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ユーロ円ロング50,000☆127.50(SL127.50売り)
豪ドル円ショート50,000☆79.70(SL80.50買い)
2021年12月収支経過(01~07日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円+¥70,000+¥40,000
ユーロ円+¥50,000
ユーロドル
豪ドル円
前日の売買 東京市場
豪ドル円売り50,000☆79.70(SL80.20買い)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000☆△113.50(112.70ロングカバー)+¥40,000
ドル円買い50,000112.30(SL111.80売り)
ユーロ円売り50,000128.30
ユーロ円買い50,000127.30(SL126.80売り)
ユーロドル売り50,0001.1350(SL1.1400買い)
ユーロドル買い50,0001.1250(SL1.1200売り)
豪ドル円売り50,00080.20(SL80.70買い)
豪ドル円買い50,00079.10
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000113.80(SL114.20買い)
ドル円買い50,000113.00(SL112.50売り)
ユーロ円売り50,000128.30
ユーロ円買い50,000127.50(SL127.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1350(SL1.1400買い)
ユーロドル買い50,0001.1250(SL1.1200売り)
豪ドル円売り50,00080.50(SL81.00買い)
豪ドル円買い50,00079.50
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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