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為替イブニング海外市場2018年3月05日

2018年03月05日

※最新情報(為替モーニング東京市場2018年3月06日)は、お客様限定で『会員専用サイト』に公開中!

鈴木予想レンジ

ドル円     105.00~106.50
ユーロ円    129.30~130.80
ユーロドル   1.2250~1.2380
豪ドル円    81.00~82.50

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

相場状況の振り返りと今後の展開予想

トランプ米大統領が保護主義政策を前面に打ち出したことを受けて、通貨安競争が再燃しつつある。
ただ、これまでのトランプ政権下で行われた政権運営が幾度となく頓挫している経緯から判断すれば、投機筋並びに短期筋が過剰反応している嫌いは否めない。
また、日欧のみならず、他の輸入国もそれなりの対応措置をとる可能性があり、一過性のドル高けん制の動きに終わるとの見方も少なくない。
その中、米関係者からは貿易収支改善にはドル安志向は根強いが、反面、株価維持には強いドルが求められており、市場参加者は安易に読み切れない段階に直面している。
既にドル安が進行している関係上、もう一段のドル安局面ともなれば、反発時期近いと見なした方が無難かもしれない。

一方、ドル円は日経平均株価が終始軟調に推移する中、ドル円105円割れが意識されているが、短期筋としても、同レベルではオプションや実需買いが待ち構えており、一旦清算局面と捉えることが賢明であろう。
ただ、既に潮目が変わっている以上、一部では、ストップロス優先の展開ともなれば、時期尚早ではあるが次なる大きな節目ドル円100円前後まで円高基調が強まるとの声も聴かれ始めている。
とは言え、政府日銀がデフレ脱却と2%の物価目標達成を掲げている以上、ドル円105円割れの段階では何らかの円高対策を講じる可能性は無視できず、過度な円高期待は自重し、戻り売りに専念することが一考であろう。

他方、ユーロドルはドル高けん制の動きに感化された格好で1.23台で底堅い展開にあるが、更なる上昇局面ではECB側からユーロ高けん制の動きに配慮せねばならず、引き続きレンジ幅1.2250~1.2380重視で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は引き続きレンジ幅ドル円105.00~106.50円を重視し、ドル円105円割れから押し目買いと共に、106円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
一方、ユーロドルは前述したレンジ幅を重視し、1.22台半ば前後から押し目買いと共に、1.23台半ば以上かナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円106円台半ば前後を中心に、106円台上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。
一方、輸入企業も同様に、現状では105円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、戻り売りを優先する中、現状ではユーロドル1.23台半ば以上からナンピン待機姿勢を強めている模様。
一方、買いはユーロドル1.22台半ば前後から押し目買いを継続している模様。

●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円105円前後ではロング、106台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円129円台半ば割れから押し目買いと共に、130円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。
一方、豪ドル円は81円前後から押し目買いと共に、82円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況

通貨       売り    買い
ドル円     104.50   106.70
ユーロ円    128.85   131.20
ユーロドル   1.2205   1.2430
豪ドル円    80.70    83.00

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

月次収支

2018年3月収支経過(01~05日)
通貨    プラスマイナス      前日比
ドル円   -¥30,000      -¥30,000
ユーロ円  +¥90,000      +¥65,000
ユーロドル +¥6,500(+$50)  
豪ドル円

現在のポジションと決済指値

ドル円ロング   50,000 ☆105.80(SL105.00売り)
ユーロ$ショート50,000 ☆1.2330(SL1.2380買い)
豪ドル円ロング 50,000 ☆82.00(SL81.30売り)

前日のストップロス(損失確定)実行ポジション

ドル円ロング   50,000★▼106.60(SL106.00売り)-¥30,000


前日の売買 東京市場

ドル円買い    50,000 ☆105.80(SL105.50売り)
ユーロ円買い  50,000 ☆129.60(SL129.00売り)
豪ドル円買い  50,000 ☆82.00(SL81.50売り)

前日の売買 海外市場

ユーロ円売り  50,000★△130.30(129.60ロングカバー)+¥35,000
ユーロドル売り 50,000 ☆1.2330(SL1.2380買い)

本日の売買予定 東京市場

ドル円売り 50,000  106.30
ドル円買い    50,000  105.00(SL104.70売り)
ユーロ円売り  50,000  130.60(SL131.20買い)
ユーロ円買い  50,000 ☆129.50(SL129.00売り)
ユーロドル売り 50,000  1.2370(SL1.2421.22)
ユーロドル買い 50,000  1.2250
豪ドル円売り  50,000  82.40
豪ドル円買い  50,000  81.30(SL80.80売り)

本日の売買予定 海外市場

ドル円売り 50,000  106.30
ドル円買い    50,000  105.00(SL104.70売り)
ユーロ円売り  50,000☆△130.10(SL129.50ロングカバー)+¥30,000
ユーロ円売り  50,000  130.60(SL131.20買い)
ユーロ円買い  50,000  129.50(SL129.00売り)
ユーロドル売り 50,000  1.2380(SL1.2430買い)
ユーロドル買い 50,000  1.2280
豪ドル円売り  50,000  82.40
豪ドル円買い  50,000  81.30(SL80.80売り)

記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

コラム一覧

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市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
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