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為替イブニング海外市場2016年11月09日

2016年11月09日

※最新情報(為替モーニング東京市場2016年11月10日)は、お客様限定で『会員専用サイト』に公開中!

鈴木予想レンジ

ドル円     102.50~104.80
ユーロ円    113.50~115.30
ユーロドル   1.0950~1.1150
豪ドル円    78.50~80.50

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

相場状況の振り返りと今後の展開予想

米大統領選挙は先の英国のEU離脱問題(ブレグジット)の国民投票と同様に、まさかのトランプ氏勝利と大逆転劇になっている。
市場への影響が避けられない情勢であり、日経平均株価は一時1,000円超安と反応、そして、ドル円も101円台まで円高が進行するなど、日本のみならず、海外市場も動揺を隠せない状況にある。
今後もトランプ氏の過激発言に注視せざるを得ないだろうが、政治・経済面でも不透明感が増している以上、当面、市場が落ち着きを取り戻すまでは静観せざるを得ないだろう。

一方、ドル円はトランプ氏の圧勝劇を背景に、株安・円高が進行するなどマーケットを震撼させている。
ただ、日経平均株価16,000円割れやドル円100円割れを見なかったことが幸いとも言えるかもしれない。
市場は依然として、損失確定売りが優先されており、戻りの鈍さは否めないが、ドル円103円台半ば近辺まで盛り返しており、過度な円高期待は禁物になりつつある。
基本的には日米金利差拡大を背景に下値は限定的と判断するほうがリスクは軽減されるだろうが、トランプ新大統領が米経済並びに世界経済にとって、吉と出るか凶となるかは未知数である以上、通常よりもレンジ幅を拡大し、相場が大きく動意づいてからの始動が一考であろう。

他方、ユーロドルは米大統領選挙を背景に、ドル円と同様に乱高下する中、一時1.13台に迫る展開であったが、引き続き戻り売り圧力に押される格好で1.10台半ば前後で推移しており、一応落ち着きを取り戻している。
ただ、市場には利食いと損切りが差苦笑しているため、レンジ幅を1.0950~1.1200まで拡大し、少なめの売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円104円台以上かららナンピン売りと共に、102円前後から押し目買いで待機することを勧める。
一方、ユーロドルは、1.11台半ば以上からナンピン売りを勧めると共に、1.10割れから押し目買いで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、方向感に乏しい中、調整主体で臨んでいる。輸出企業はドル円104円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。
一方、輸入企業は104円、103円、そして、102円と段階的に実施しているが、現状では102円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、現状では引き続き戻り売りを優先する中、ユーロドル1.11台半ば前後からナンピン売りと共に、1.09台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●クロス円は、ドル円102円台半ば割れではロング、104円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円113円台半ば前後から押し目買いと共に、115円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
一方、豪ドル円は78円台半ば前後から押し目買いと共に、80円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況

通貨       売り     買い
ドル円      102.20   104.80
ユーロ円     113.10   115.80
ユーロドル    1.0930   1.1170
豪ドル円     77.85    80.70

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

月次収支

2016年11月収支経過(01~09日)
通貨別   プラスマイナス       前日比
ドル円    -¥45,000       -¥35,000
ユーロ円   -¥15,000       +¥40,000
ユーロドル  -¥131,400(-$1,150)-$650
豪ドル円   +¥10,000       -¥10,000

現在のポジションと決済指値

No position

前日のストップロス(損失確定)実行ポジション

ユーロ弗ショート50,000☆▼1.1050(SL1.1120買い)-$350


前日の売買 東京市場

出来ず Nothing done

前日の売買 海外市場

出来ず Nothing done

本日の売買予定 東京市場

ドル円売り   50,000  105.80(SL106.30買い)
ドル円買い   50,000☆▼103.50(SL102.80売り)-¥35,000
ユーロ円売り  50,000  116.30(SL117.00買い)
ユーロ円買い  50,000☆△115.00(115.80ショートカバー)+¥40,000
ユーロドル売り 50,000☆▼1.1150(SL1.1210買い)-$300
ユーロドル買い 50,000  1.0980
豪ドル円売り  50,000  81.80(SL82.50買い)
豪ドル円買い  50,000☆▼80.00(79.80ショートカバー)-¥10,000

本日の売買予定 海外市場

ドル円売り   50,000  104.70(SL105.30買い)
ドル円買い   50,000  102.60(SL101.80売り)
ユーロ円売り  50,000  115.00(SL115.70買い)
ユーロ円買い  50,000  113.50(SL112.80売り)
ユーロドル売り 50,000  1.1150(SL1.1210買い)
ユーロドル買い 50,000  1.0970(SL1.0900売り)
豪ドル円売り  50,000  80.30(SL81.00買い)
豪ドル円買い  50,000  78.30(SL77.50売り)

記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

コラム一覧

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市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
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