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為替モーニング東京市場2020年3月16日

2020年03月16日

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円105.50~107.50
ユーロ円117.50~119.50
ユーロドル1.1050~1.1250
豪ドル円64.50~66.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

新型ウィルス感染拡大がパンデミックス状態となる中、米連邦準備制度理事会(FRB)は緊急の連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、FF金利の誘導目標を1ポイント引き下げ、また、債券保有を7000億ドル増やす方針を表明していたが、本早朝にFRBが緊急利下げ1%を実施し、一気にドル売りが加速している。市場では日々乱高下する米国株式市場や為替相場に右往左往し、相場観自体は完全に損なわれているが、各中央銀行があらゆる手段を打ち出しており、ウィルス問題が沈静化するまで手詰まり感も懸念されている。その中、トランプ大統領は国家非常事態を宣言し、大型の景気対策に取り組み始めるなど、ウィルス感染拡大阻止に向けて本腰を入れている。先週末の米国株式市場も期待感を踏まえながらNYダウ平均株価は前日比1985ドルと大幅に反発するなど、株価維持には躍起になっているのが現状であろう。とは言え、ウィルス感染がアジア圏から欧州圏、そして、米国本土にも急拡大しており、相対的には期待先行相場と言わざるを得ないだけに、ドル売りが一過性に終わる可能性もある。

一方、ドル円はFRBの緊急利下げを背景に下値を模索してはいるが、日米欧が金利面ではゼロ政策と横並びの状態にあり、安易に動きづらい相場環境に落ちっている。その中、オリンピックが中止と言う選択肢にないだろうが、世界的規模で広がるウィルス感染が道半ばである以上、オリンピックの延期は濃厚と言わざるを得ず、日本経済にとっても大打撃になる事は間違いなく、株安と円売りに拍車が掛かりやすい外部環境にある。当面、レンジ幅をドル円105.50~107.50円まで拡大し、過剰期待することなく、同レベル前後から少なめのナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルもウィルス感染がイタリアを筆頭に欧州圏全般に広がっており、円と同様に買い上がる雰囲気は皆無に等しいが、FRBの利下げを受けて、買い戻しの動きが優先されており、拙速的な下値トライは自重局面にあり、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1050~1.1250まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、利食いと損切りが交錯する中、難易度を更に強めているが、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、105円台半ば前後から押し目買いと共に、107円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.10台半ば前後から押し目買いと共に、1.12台半ば前後からナンピン売りで対応することを勧める。

●邦銀勢によれば、株価動向を注視しながら様子見スタンスを強めているが、輸出企業は売り急がずにドル円107円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円105円台半ば割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、動意待ちの段階であるが、現状では引き続き戻り売りを優先しており、ユーロドル1.12台半ば前後から1.13前後まで断続的に散見されている。一方、買いは1.11割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円105円台半ば前後ではロング、107円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は118円割れから押し目買いと共に、119円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは64円台半ば前後から押し目買いと共に、66円台半ば前後からナンピン売りで対応することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円104.80107.50
ユーロ円117.10119.70
ユーロドル1.10301.1280
豪ドル円64.0066.80

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ユーロドルロング50,000☆1.1100(SL1.1050売り)
前日のSL実行ポジション(SL&SP)
ドル円ショート50,000☆▼105.80(SL106.50買い)-¥35,000
豪ドル円ショート50.000☆▼66.70(SL67.50買い)-¥40,000
2020年3月収支経過 (02~16日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥85,000-¥60,000
ユーロ円-¥145.000-¥50,000
ユーロドル±¥(±$0)
豪ドル円+¥80,000+¥30,000
前日の売買 東京市場
ドル円売り50,000☆105.80(SL106.30買い)
ユーロ円売り50,000★▼117.80(SL118.30買い)-¥25,000
豪ドル円売り50.000☆66.70(SL67.20買い)
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000☆▼106.80(SL107.30買い)-¥25,000
ドル円買い50,000105.40
ユーロ円売り50,000☆▼119.30(SL119.80買い)-¥25,000
ユーロ円買い50,000117.50(SL117.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1250(SL1.1310買い)
ユーロドル買い50,000☆1.1100(SL1.1040売り)
豪ドル円売り50.000☆67.70(SL68.20買い)
豪ドル円買い50,000☆△66.30(67.70ショートカバー)+¥70,000
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000107.30(SL108.00買い)
ドル円買い50,000105.30(SL104.80売り)
ユーロ円売り50,000119.50(SL120.20買い)
ユーロ円買い50,000117.70(SL117.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1200
ユーロドル買い50,0001.1050(SL1.0980売り)
豪ドル円売り50.00066.50(SL67.20買い)
豪ドル円買い50,00064.60(SL64.00売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの証拠金は、為替リスクを想定し通貨ペアごとに当社が定める額と、金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額のうちいずれか大きい額とします。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。

CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。 国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.75%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,750円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会

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