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為替モーニング東京市場2021年11月16日

2021年11月16日
(コラム執筆時間:09時21分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円113.50~114.70
ユーロ円129.00~130.30
ユーロドル1.1300~1.1420
豪ドル円83.30~84.50
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米国債利回りの上昇が続く中、米30年債は2%の大台を回復すると共に、ベンチマークである10年債利回りも1.6%台まで上昇しており、相対的にドル買いに弾みがついている。その中、米国株式市場は金利先高観測の影響もなく、ほぼ横ばいに推移しており、改めて、米景況の良さが認識されている。FRBとしては、インフレ上昇は一過性と慎重なスタンスを維持しているが、資産購入ペース縮小の加速や早期利上げ開始など金利正常化を意図していることには変わりがなく、引き続き米金利動向及びリスク回避動向に振れやすい相場環境にある。そして、今週は米経済指標も相次ぐが、同時にFOMCメンバーのピーチも数多く予定されているため、瞬間的に動意づく可能性があり、引き続き相場が大きく動意づいてからの始動が得策であろう。

一方、ドル円は104円前後で推移しているが、基本的には日米金利差拡大を背景に底堅い展開ではあるが、市場にはドル高及び円安警戒論も台頭しており、引き続きレンジ幅ドル円113.50~114.70円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルはストップロスが先行する中、ドル円と同様に金利差拡大を背景に上値の重さが意識されている。ただ、米金利の上昇余地も限られており、過度なユーロ安は描きづらい状況にある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1300~1.1420を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円113円台半ば前後から押し目買いと共に、ドル円114円台半ば以上からナンピン売りで待機をすることを勧める。一方、ユーロドルは、1.13前後から押し目買いと共に、1.14台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、株価動向を注視し、様子見スタンスを維持しているが、輸出企業はドル円114円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、ドル円113円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、ユーロドル1.13台半ば前後では利食いと損切りが相混じり、同レベル前後でもみ合い相場が続いている。ユーロドル1.13前後から押し目買いと共に、1.14台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円113円台半ば前後ではロング、ドル円114円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は129円台半ば割れから押し目買いと共に、130円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは83円台半ば割れから押し目買いと共に、84円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円113.10115.10
ユーロ円128.75130.85
ユーロドル1.12701.1480
豪ドル円82.8085.00

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000☆113.60(SL114.60買い)
ユーロ円ロング50,000☆129.80(SL129.20売り)
ユーロドルロング50,000☆1.1400(SL1.1300売り)
豪ドル円ショート50,000☆83.50(SL84.30買い)
前日のSL実行ポジション(SL&TP)
ユーロ円ロング50,000☆▼130.70(SL129.80売り)-¥45,000
ユーロ$ロング50,000☆▼1.1450(SL1.1400売り)-$250
2021年11月収支経過(01~16日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥35,000
ユーロ円-¥55,000-¥45,000
ユーロドル-¥38,900(-$300)-$250
豪ドル円-¥65,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000114.50(SL115.10買い)
ドル円買い50,000113.50
ユーロ円売り50,000130.80
ユーロ円買い50,000☆129.80(SL129.30売り)
ユーロドル売り50,0001.1500
ユーロドル買い50,000☆1.1400(SL1.1350売り)
豪ドル円売り50,00084.00(SL84.50買い)
豪ドル円買い50,00083.00
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000114.60(SL115.00買い)
ドル円買い50,000113.50
ユーロ円売り50,000130.30
ユーロ円買い50,000129.00(SL128.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1430
ユーロドル買い50,0001.1310(SL1.1260売り)
豪ドル円売り50,00084.30(SL84.80買い)
豪ドル円買い50,00083.30
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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