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為替モーニング東京市場2021年10月12日

2021年10月12日
(コラム執筆時間:09時20分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円112.70~114.00
ユーロ円130.50~131.70
ユーロドル1.1500~1.1630
豪ドル円82.50~83.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米株式相場は前日比250ドル安と続落、原油価格が80ドル超まで上昇、相対的にエネルギー価格の急騰を背景にインフレ圧力を一層強めている。インフレ懸念は一過性との見解も聞かれているが、米金利の上昇を誘発している関係上、ドルを買い戻す動きが優勢になっている。その中、中国当局が金融機関と民間の大手企業と構築してきた関係に厳しい視線を注いでいるとの報道も手伝い、リスク回避のドル買い志向を一気に強めている。ただ、相対的な過熱感もあるが、同時にマーケット全体に不透明感が浸透しており、安易にドル買いを継続する難しさもある。もう一段のドルの上昇局面では戻り売りに転じることも一考であろう。

一方、ドル円は米債券利回りの上昇と共に、円安が進行しており、一部では節目のドル円115円台を意識させている。反面、米国ではドル高けん制の動きにも配慮しなければならず、引き続きレンジ幅ドル円112.80~114.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

他方、ユーロドルは1.15台半ば前後で一進一退の展開を余儀なくされているが、市場では米連邦準備理事会(FRB)が来月にもテーパリング(量的緩和の縮小)を発表するとの見方が広がっており、依然として、戻り売りが優先されている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1500~1.1620を重視し、同レベル前後からナンピン売買が無難であろう。

●戦略的にはドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円113円割れから押し目買いと共に、114円前後からナンピン売りで待機をすることを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.15前後から押し目買いと共に、1.16台以上からナンピン売りで対応することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円114円前後を視野に、同レベル前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円113円割れから少な目の押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、戻り売りが優先される中、現状ではユーロドル1.16台半ば前後からナンピン売りと共に、1.15台前半から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円113円割れではロング、ドル円114円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は130円台半ば前後れから押し目買いと共に、131円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは82円台半ば前後から押し目買いと共に、83円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円112.30114.50
ユーロ円130.00132.10
ユーロドル1.14501.1660
豪ドル円82.2584.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ドル円ショート50,000☆113.30(SL113.80買い)
ユーロ円ショート50,000☆131.00(SL131.60買い)
ユーロドルロング50,000☆1.1570(SL1.1500売り)
豪ドル円ショート50,000☆83.30(SL83.80買い)
前日のSL実行ポジション(SL&SP)
ドル円ショート50,000☆▼112.70(SL113.30買い)-¥30,000
ドル円ショート50,000★▼112.20(SL112.70買い)-¥25,000
ユーロ円ショート50,000☆▼130.40(SL131.00買い)-¥30,000
豪ドル円ショート50,000★▼81.50(SL82.50買い)-¥50,000
豪ドル円ショート50,000☆▼82.50(SL83.30買い)-\40,000
2021年10月収支経過(01~12日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥55,000-¥55,000
ユーロ円-¥5,000-¥30,000
ユーロドル
豪ドル円-¥80,000-¥90,000
前日の売買 東京市場
ドル円売り50,000☆112.70(SL113.10買い)
ユーロ円売り50,000☆130.40(SL130.90買い)
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000☆113.30(SL113.80買い)
ドル円買い50,000112.50
ユーロ円売り50,000☆131.00(SL131.50買い)
ユーロ円買い50,000129.80
ユーロドル売り50,0001.1620
ユーロドル買い50,0001.1520(SL1.1470売り)
豪ドル円売り50,000☆83.30(SL83.80買い)
豪ドル円買い50,00082.30
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000113.90(SL114.40買い)
ドル円買い50,000112.70
ユーロ円売り50,000131.60(SL132.10買い)
ユーロ円買い50,000130.50
ユーロドル売り50,0001.1620
ユーロドル買い50,0001.1500(SL1.1450売り)
豪ドル円売り50,00083.80(SL84.30買い)
豪ドル円買い50,00082.70
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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