FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

FX・CFD・証券取引・外国為替のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > 外貨投資 転ばぬ先の智慧 > 第524回 底堅さが感じられ始めた原油価格の今後に注目!
外貨投資 転ばぬ先の智慧

最新の記事

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

第524回 底堅さが感じられ始めた原油価格の今後に注目!

2016年02月29日

 先週は、週末に向けて市場のリスク回避ムードが少々緩むこととなった。NYダウ平均がダブルボトムを形成したり、日経平均ボラティリティ―・インデックス(VI)が一時33を割り込む水準まで低下したりしたことは全体のセンチメントがやや改善した結果であり、やはり最大の要因は原油価格が底堅く推移した点にあると言えよう。

 なおも原油の過剰供給懸念を払拭できるような状況にはないが、24日に発表された米石油在庫統計においてガソリンや精製品の在庫が減少していたことは、原油価格の下支えに一役買った。また、米証券取引委員会(SEC)に提出された保有有価証券の四半期報告書から「米著名投資家のジョージ・ソロス率いるソロス・ファンド・マネジメントやウォーレンバフェット率いるバークシャー・ハザウェイ社が、ともに石油・天然ガスパイプライン大手のキンダ―・モルガン株を昨年10―12月期に取得していたことが明らかになった」ことも投資家心理に影響しているものと考えられる。

 WTI原油先物価格(4月限)は先週26日に一時34ドル台半ばまで上昇する場面があり、目先は1月28日高値=34.82ドルを上抜けてダブルボトムを完成させるかどうかが大いに注目される。ダブルボトム完成なら、一旦は40ドル台を試す展開となる可能性もあるものと思われる。


 さらに、先週26日に発表された幾つかの米経済指標が強めの結果となったことも市場のセンチメント改善に貢献した。2015年10―12月期の米GDP改定値が前期比年率+1.0%と速報値から上方修正されたことも一つだが、何より1月のコアPCEデフレータが前年同月比+1.7%(前月は速報値の+1.4%が+1.5%に上方修正)という強めの数値となったことは見逃せない。景気が停滞したままで物価だけが上昇しているというのは好ましくないが、1月の米個人所得(前月比+0.5%)や平均時給の伸び(前年同月比+2.5%)などのデータと併せて見れば、個人の消費行動が徐々に活発化してきているがゆえに物価が強含んできているのであろうと筆者は考える。

 先週26-27日に上海で開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議では、共同声明で政策手段の総動員が表明されたが、具体策は各国に委ねられるということで、目先は市場も反応しづらい。3月は5日の中国全人代をはじめ重要イベントが目白押しとなるため、各国の政策対応を具体的に見定めたい。


 先週のドル/円は、強めの米指標発表などを受けて一時113.99円まで戻りを試す場面があった。目先は、21日線や1月29日高値から2月11日安値までの下げに対する38.2%戻し=115円付近が意識されやすくなるものと見られるが、これらの節目が当面の上値の重石となる可能性もあり、注視しておきたい。

 ちなみに、NYダウ平均がダブルボトムを完成させたと考えれば、当面の戻りメドは垂直計算から17500ドルあたりになるものと見られる。また、日経平均株価は12月1日高値から2月12日安値までの下げに対する半値戻し=1万6385円を目先的に試す展開となっており、同水準を明確に上抜けて勢いがつけば、春先に向けて1万8000円あたりまでの戻りを試す可能性もあると見る。

 ここで米・日の株価に一定のリバウンドが生じれば、ドルにも一定のリバウンドが生じるものと見られる。その一方で、ユーロの下値余地が拡がりつつあることも見逃せず、ユーロ/ドルにあっては目先89日線や一目均衡表の日足「雲」などが意識されやすくなっている点に注目したい。

(02/29 08:45)

このページの先頭へ

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 田嶋 智太郎(たじまともたろう)
    昭和63年、慶応義塾大学卒業後、国際証券(現三菱UFJ証券)勤務を経て、経済ジャーナリストに転身。これまでにNHK「くらしの経済」、テレビ朝日「やじうまプラス」などのコメンテータを務め、年間で全国およそ200ヶ所の講演を続ける。現在は日経CNBC「一発回答!銘柄ナビ」レギュラー。「株に成功する技術と失敗する心理」(KKベストセラーズ)など著書も多数。

コラム一覧

鈴木郁雄の実践トレーディング 外国為替古今東西 行天豊雄 外貨投資 転ばぬ先の智慧 田嶋智太郎
市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
為替の話・トレンドを掴め! 木村佳子
武市のなぜなにFX 武市佳史

FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引および証券取引に関するご注意

パートナーズFX、パートナーズFXnanoおよびCFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格とには差額(スプレッド)があります。

取引手数料は無料です。ただしパートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの受渡取引に限り、1通貨単位あたり0.10円の手数料をいただきます。

パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの証拠金は、取引の額の4%の額と、金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額のうちいずれか大きい額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。

CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。 国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.7%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,700円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会

このページの先頭へ

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > 外貨投資 転ばぬ先の智慧 > 第524回 底堅さが感じられ始めた原油価格の今後に注目!