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外貨投資 転ばぬ先の智慧

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第544回 ドル/円は月足チャート上の節目に注目!

2016年08月01日

 先週のFOMC、日銀金融政策決定会合、第2四半期米GDP(速報値)発表といった重要イベントをすべて通過し、結局ドル/円は大きく値を切り下げることとなった。

 既知のとおり、FOMC声明では労働市場に関する判断が6月から上方修正され、経済見通しに対する短期的なリスクは後退したとの指摘がなされた。比較的強めの内容であったと言えるように思われるが、それでも「9月利上げを匂わすほどの内容ではない」と市場では受け止められた模様である。

 日銀はETFの買い入れ増額を決めたわけだが、これは事前に市場の期待がやけに強まっていたことから「何も出さないというわけにも行かないので、とりあえず…」という感じが強かったように思われる。当然、政府と歩調を合わせる姿勢を何らかの形で表さねばならないということもあっただろう。結局、「何もしないよりはいくらかマシだった」といった感じか。そもそも、誰もが口を揃えて「金融政策には限界がある」と言っておきながら、それでも何か出るのではないかと期待するところが不可思議ではある。

 少々弱ったのは、第2四半期の米GDPの結果である。前期比年率換算で1.2%増という結果は、さほど悲観するほどのものではなかったし、個人消費が4.2%増と好調だったことは十分に評価できる。とはいえ、そうでなくとも強まりがちだった円買いの流れに加勢するかのようにドル安の流れが合流し、結果的にドル/円は一時102円割れの水準まで押し下げることとなってしまった。


 なにせ月末のことであり、気になるのは「7月のドル/円の月足がテクニカルに見て一体何を物語るのか」ということである。結局、7月の月足は長めの上ヒゲを伴う陰線となったが、終値で62カ月線を下抜けるという“ある意味で深刻”な事態は避けられた。振り返れば、6月安値の99円も7月安値の99.98円も、何とか62カ月線にサポートされる格好となったわけである。

 もともと今年4月に31カ月線を明確に下抜けた時点で、当面は一定の下値を試す弱気の展開も覚悟せねばならないと考えられていた。それでも、62カ月線を明確に下抜けるような展開となった場合には、同じ弱気でも少々意味合いが違ってくる。

 また、月末の値(終値)は一目均衡表における月足の「遅行線」の位置する水準にも関わってくる。その点、7月は辛うじて月足の遅行線が26カ月前の月足ロウソクが位置する水準を下抜けずに済んでいる。今後も62カ月線と月足の遅行線については、とくに注目しておきたいテクニカル上のポイントと言えよう。


 今週は、2日の豪中銀(RBA)金融政策委員会や4日の英金融政策委員会(MPC)、5日の米雇用統計などが、とくに注目されるところと言えよう。

 RBAとイングランド銀行はともに利下げの決定を下す可能性があり、結果的にクロス円が一段の下値を試すこととなれば、ドル/円にも一定に影響が及ぶ可能性はあろう。ただ、英利下げについては市場がすでに相当織り込んでいるものと思われ、「事実」が出れば「むしろポンド買い」となる可能性もないではない。

 また、7月の米雇用統計についてはブレグジットの影響をどの程度反映しているかが大いに気になる。あくまで一時的なものであったとしても、ネガティブな結果が出れば市場は敏感に反応する可能性もあり、その点は警戒しておきたい。

 思えば、ブレグジット・ショックは比較的早い段階で一旦収束したかに思われたが、むしろ8月に少し形を変えて蒸し返される可能性もあるように思われてきた。

(08/01 08:55)

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プロフィール

  • 著者近影 田嶋 智太郎(たじまともたろう)
    昭和63年、慶応義塾大学卒業後、国際証券(現三菱UFJ証券)勤務を経て、経済ジャーナリストに転身。これまでにNHK「くらしの経済」、テレビ朝日「やじうまプラス」などのコメンテータを務め、年間で全国およそ200ヶ所の講演を続ける。現在は日経CNBC「一発回答!銘柄ナビ」レギュラー。「株に成功する技術と失敗する心理」(KKベストセラーズ)など著書も多数。

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