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外貨投資 転ばぬ先の智慧

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第550回 ブレイナードFRB理事の講演が一つの鍵!?

2016年09月12日

 目下の市場の関心は、言うまでもなく「9月米利上げの可能性」と「日銀による追加緩和策実施の可能性」に集中している。まず9月米利上げの可能性だが、その可能性は「浮かんでは消え、消えては浮かび」といった状況にあり、各種の指標結果や要人発言に市場は翻弄されている。
 8月半ばあたりから、一部の米地区連銀総裁やフィッシャーFRB副議長の発言などによって9月米利上げの可能性が盛り上がったものの、先週6日に発表された8月のISM非製造業景況指数や米労働市場情勢指数(LMCI)の弱めの結果を受けて一気に消沈。ところが、週末9日にボストン連銀のローゼングレン総裁やダラス連銀のカプラン総裁が利上げに前向きな姿勢を示したことから、再び盛り上がりを見せることとなった。
 かねてより、ローゼングレン総裁とカプラン総裁はハト派に属すると見られていただけに、両総裁から想定外のタカ派的な発言が飛び出したことで、市場はかなり敏感な反応を見せることとなった。結果、NYダウ平均が前日終値比で400ドル近い下落となったことも大いに気になるところだが、何より米10年債利回りが一気に1.67%台まで上昇したことは見逃せない。

 一方、ここにきて日銀による追加緩和策実施の可能性があらためて取り沙汰されるようになってきていることにも注目しておかねかばならない。とくに「マイナス金利深堀り」の可能性が再浮上してきている模様で、民間エコノミストの約6割が9月緩和予想としていることにも市場は注目している。また、先に内閣官房参与の浜田氏が9月緩和の可能性に否定的な発言をしたのに対して、先週9日に本田・駐スイス大使が「9月にも追加緩和すべき」と述べたことが伝わり、ますます市場の見方は揺らいできている。

 実際、先週末の市場では米株価が軟調になり、米金利は上昇、ドルはユーロや円に対してやや強含みの展開となった。これは、一つに海外ファンド勢などが一時的にもイベント・ドリブン的なポジションをとった結果と考えることができるだろう。無論。そこに米利上げや日銀追加緩和実施の確証があるわけではない。
 目先を言えば、こうした流れに短期的について行くのも一法であろう。ただ、日銀会合とFOMCの結果が判明する前には、そのポジションを一旦解消する構えで臨むことも必要ではないかと思われる。実際、週明け(本日・12日)のオセアニア時間には、先週末の欧米時間に進んだ円売りの流れを大きく巻き戻す動きも見られた。
 本日もアトランタ連銀のロックハート総裁やミネアポリス連銀のカシュカリ総裁、ブレイナードFRB理事らの講演が相次いで行われる予定となっており、その内容に市場が敏感に反応する可能性は高いと見られる。
 ロックハート総裁は、8月半ばに「9月利上げの可能性を排除しない」、「今年2回の利上げは依然として想定が可能」などとしていたわけで、その後に発表されたデータなどを踏まえて発言内容に変化が見られるかどうかが注目される。また、市場の一部には「ブレイナード理事の講演がFOMCのブラックアウト(情報公開停止)期間直前に行われること自体が9月米利上げの確率を引き上げている」と見る向きもあるようだ。

 なお、今週は13日にユーロ圏9月ZEW景気期待指数、14日にユーロ圏7月鉱工業生産、15日にユーロ圏8月消費者物価指数(HICP)・確報値など、ユーロ圏の重要指標が相次ぎ発表されることにも要注目である。足下では、ドイツの成長鈍化を一因にユーロ圏全体の経済が失速しつつあるとの見方もある。 (09/12 08:50)

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プロフィール

  • 著者近影 田嶋 智太郎(たじまともたろう)
    昭和63年、慶応義塾大学卒業後、国際証券(現三菱UFJ証券)勤務を経て、経済ジャーナリストに転身。これまでにNHK「くらしの経済」、テレビ朝日「やじうまプラス」などのコメンテータを務め、年間で全国およそ200ヶ所の講演を続ける。現在は日経CNBC「一発回答!銘柄ナビ」レギュラー。「株に成功する技術と失敗する心理」(KKベストセラーズ)など著書も多数。

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