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第553回 基本的にはドル強気の流れが継続!?

2016年10月17日

 振り返れば、ドル/円は10月4日に21日線とレジスタンスライン(5月30日高値と9月2日高値を結ぶ)を上抜け、翌5日には89日線と一目均衡表の日足「雲」上限の両方を上抜けた。その後は日足「雲」上限が下値支持として機能しており、年初から上値を押さえ続けてきた複数の節目をクリアに上抜けたと見ることができるように思われる。
 結果として、当面の上値余地は拡がりやすい(上方視界が開けてきやすい)状況にあると見られるが、先週は9月2日高値=104.32円をクリアに上抜くことがなかなかできない状態を続けた。よって、目先は同水準を明確に上抜けるかどうかが一つの焦点ということになろう。上抜ければ、まずは105円の心理的節目、さらには昨年6月高値から今年6月安値までの下げに対する23.6%戻し=103.34円あたりが当面の上値の目安になってくるものと見られる。

 先週14日、ボストン連銀主催の会議で講演したイエレンFRB議長は「強い総需要・労働市場のひっ迫を伴う『高圧経済』(high-pressure economy)をしばらく維持することによって、『グレート・リセッション』で打撃を受けた成長トレンドの一部を修復するというのは説得力のある見解だ」と述べた。
 思えば、イエレン氏は9月のFOMC後の会見で「政策が後手に回るリスクはある」と述べていた。つまり、米追加利上げが12月にまで持ち越されれば、それは政策として後手に回ったということになるかもしれないが、金融バブル崩壊後の痛手から立ち直ろうとする過程においては、少々オ―バーヒート気味であってもいいという見解であろう。
 実際、先に公開されたFOMC議事録によれば9月利上げを支持したメンバーも少なからずいたことが明らかになっている。これは「9月に焦って利上げする必要はなかったかもしれないが、さすがに12月だと少し遅い」といったイメージであると考えられ、いずれにしても12月利上げの可能性は相当に高まったと言ってよさそうだ。
 とはいえ、12月のFOMCまでにはまだ日があるし、何より11月には米大統領選が控えているため、当面は安易にドルの上値を積極的に取りに行くことも容易ではない。10月15日付の日本経済新聞朝刊(マーケット総合面)に「トランプリスクがNY金(先物)価格を下支えする可能性がある」といった旨の記事が載っていたが、それは同時に「トランプリスクがドルの上値をある程度抑える可能性がある」ということでもあろう。

 それにしても、このところ対ユーロでのドルは実に強い。ユーロ/ドルは先週10日に日足「雲」下限を終値で下抜けてからというもの、あれよあれよという間に1.1123ドルの下値支持や1.1050ドル、1.1000ドルといった重要な節目を次々に下抜け、先週14日には一時1.0968ドルまで下押すこととなった。
 ハード・ブレグジットに対する懸念をスッキリと拭い切ることは難しく、それに伴うユーロ安と、利上げ観測の強まりに後押しされたドル高とがダブルで利いているような状況と言えよう。先週末時点で、21日線が下向きの89日線を上から下に突き抜けるデッドクロスが示現したことで、もう一段の下値を試す可能性もあることは否定できない。
 ただ、もはや7月25日安値=1.0951ドルまであと一歩というところまで幾つかの節目を下抜けながら一気に下げてきたことで、そろそろ下げ一服となる可能性もないではないだろう。先週の下げのピッチがかなり急であったこともあり、ここは少し慎重に向き合う必要もあるのではないかと思われる。今週は20日にECB理事会が控えており、そこから一旦は切り返す可能性もあろう。目先、戻りを試す展開となった場合は、あらためて1.1000ドルや1.1050ドルの節目を取り戻せるかが焦点となろう。
(10/17 09:05)

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プロフィール

  • 著者近影 田嶋 智太郎(たじまともたろう)
    昭和63年、慶応義塾大学卒業後、国際証券(現三菱UFJ証券)勤務を経て、経済ジャーナリストに転身。これまでにNHK「くらしの経済」、テレビ朝日「やじうまプラス」などのコメンテータを務め、年間で全国およそ200ヶ所の講演を続ける。現在は日経CNBC「一発回答!銘柄ナビ」レギュラー。「株に成功する技術と失敗する心理」(KKベストセラーズ)など著書も多数。

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