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外貨投資 転ばぬ先の智慧

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第558回 依然としてドル強気も目先は少々過熱気味?

2016年11月21日

 先週はNYダウ平均が19000ドル手前で上げ渋る一方、ドルは円やユーロに対して一段の上値を取りに行く展開となった。これは、トランプノミクスに対する期待によって米10年債利回りが一時2.35%台にまで上昇したことと整合的と言えよう。
 それにしても、足下のドル高は想定していた以上に急で、足下ではドル/円が一時111円台をうかがう水準まで上昇する一方で、ユーロ/ドルは一気に1.0600ドルをも下抜ける展開となっている。ユーロ/ドルに至っては10営業日連続の下落となり、これは1999年のユーロ導入以降で最長というから驚きである。さすがに、ここもとのドル高はオーバーペース気味であると言え、今週はどこかで調整含みとなる場面があっておかしくないと考えるのが普通であろう。

 先週末時点で、ドル/円の21日線とのかい離率は+4.8%という高レベルに達した。昨年11月初旬には+5.5%を超える場面もあったわけだが、ほどなく後に21日線かい離率は縮小に向かった。ただし、当時115円前後の水準にあったドル/円が、その後、さしてまとまった調整を交えることもなく12月初旬には121.円台後半まで上値を伸ばすこととなったのも事実ではある。その意味で、当面は少々ペースダウンしながらも一段の上値を試す可能性はあると言え、ここは積極的にショートを振ることも躊躇われる。実際に、本日(21日)もオセアニア時間がスタートして早々にドル円は111円台に乗せる動きとなっており、なおも上値期待は根強くあるようだ。
 周知のとおり、すでにドル/円は昨年6月高値から今年6月安値までの下げに対する38.2%戻しの水準=109.27円を超えてきており、次の上値の目安は5月30日高値=111.45円から4月28日高値=111.88円あたり、さらには50%戻しの112円台半ばあたりということになると見られる。

 いずれにしても、当面は米日の金利差がどの程度まで拡がるかがカギを握る。米大統領選後の経緯を振り返ると、米債金利が勢いを伴って上昇する一方で、日銀が国債をあらかじめ決まった価格で無制限に買い入れる「指し値オペ」を金融機関に初めて通知したことがドル高・円安に拍車をかけたという点も見逃せない。今後も日銀が長期金の上昇をどこまで抑え込めるかに引き続き注目しておく必要はあろう。
 また、先週18日に一旦1万8000円台を回復した日経平均株価の行方も大いに気になる。先週から200日線は上向きになってきており、さらに先週の週足ロウソクは終値で一目均衡表の週足「雲」を上抜けた。強気の流れが続いていることは間違いないが、25日線や75日線からの上方かい離が警戒レベルに達してきていることも事実である。
 
 一方で、ユーロ/ドルの21日線かい離率は先週末時点で-2.8%にまで低下した。-2.5%よりも低下するのは昨年11月初旬に-3.6%まで低下して以来のこと。当時、後にかい離率のマイナス幅は縮小に向かったが、ユーロ/ドルの下落自体は12月初旬まで続くこととなった。
 目先は、昨年12月3日安値=1.0516ドルが一つの下値の目安となりそうだが、仮に同水準をも下抜けると、次に昨年3月13日安値=1.0462ドルが視野に入ってくる可能性も否定はできないだろう。とはいえ、さすがに1.0450-1.0500ドル処まで下押してくると、そろそろ一旦下げ渋って一定の戻りを試す可能性も生じてきておかしくない。対ユーロでドルが一旦上げ渋ると、米大統領選後からのドル買い一辺倒の流れにも少々変化が生じる可能性はあろう。
(11/21 09:05)

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プロフィール

  • 著者近影 田嶋 智太郎(たじまともたろう)
    昭和63年、慶応義塾大学卒業後、国際証券(現三菱UFJ証券)勤務を経て、経済ジャーナリストに転身。これまでにNHK「くらしの経済」、テレビ朝日「やじうまプラス」などのコメンテータを務め、年間で全国およそ200ヶ所の講演を続ける。現在は日経CNBC「一発回答!銘柄ナビ」レギュラー。「株に成功する技術と失敗する心理」(KKベストセラーズ)など著書も多数。

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