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外貨投資 転ばぬ先の智慧

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第559回 さすがに目先調整の可能性には留意したい…

2016年11月28日

 先週は、24日の感謝祭から始まるロングウィークエンドに向けて市場参加者が少なくなり、週末に向けて徐々に米・日の株式やドルに利益確定の売りも出てくると見る向きが多かった。しかし、実際には想定以上に底堅い推移が続き、ドル/円は一時114円に迫る動きを見せ、日経平均株価も一時1万8500円に迫った。
 筆者を含めて「もうそろそろ…」と考える向きも少なくはないようで、ここぞとばかりにショートを振ると図らずも上に持って行かれ、結果的にストップロスの買い戻しが一段高を演出するといった展開。こうした流れにいつ終わりがくるとも知れず…ドル/円については、もはや115円台半ばの節目当たりの水準も一応は意識しておかざるを得ない状況であると言えそうである。

 周知の通り、すでにドル/円の週足は62週線をクリアに上抜け、続いて一目均衡表の週足「雲」下限をも上抜けてきている。こうなってくると、次の上値の目安の一つは週足「雲」上限ということになろう。現在、週足「雲」上限は115.60円処にあり、これは昨年6月高値から今年6月安値までの下げに対する半値(50%)戻しの水準と一致。まさに、一つの目安・目標とされやすい水準であることは確かである。
 加えて、週足の「遅行線」が(26週前の)週足ロウソクが位置するところをクリアに上抜ける展開ともなっており、正直「少々行き過ぎ」、「オーバースピード」との感が拭えない状況であるとは言え、2014年の夏場から年末にかけてドル円が102円処から120円超の水準まで駆け上がったときの相場を彷彿とさせるような感じもする。

 とはいえ、25日の日経平均株価が一時的にも前日終値比でマイナス圏に沈む場面もあったことや、ドル/円の日足ロウソクが上下のヒゲを伴う小陰線となったことなどから「今度こそ、一旦は上げ一服」となりそうな感じもしないではない。
 なにしろ、日経平均株価については、先週末時点における25日移動平均線かい離率が+5%超、75日移動平均線かい離率が+8%超という異常値である。一つの上値の目安となっていた今年の大発会の日の終値=1万8450円を一旦上抜け、さらに心理的節目の1万8500円近くにまで到達したという点も見逃せない。
 少し長い目で見れば、いずれ日経平均株価は1万9000円台乗せにトライすることとなるだろうが、そのときにはドル/円が118-120円程度にまで上値を伸ばしていることも必要ではないかと思われる。

 今週30日には、石油輸出国機構(OPEC)総会が控えているが、最終的な減産合意への不透明感は拭えない。週末25日のNY原油先物価格は、本日(28日)行われる非OPECとの事前会合に「サウジが出席しない可能性がある」との報もあってやや大きく値下がりしている。市場の失望を買うような結果となれば、一時的にも全体にリスクオフのムードが拡がりかねない。
 さらに、いよいよ12月4日に行われるイタリア国民投票の日程が迫ってくる。世論調査では「否決」が優勢とされているが、「ブレグジット」や「トランプ氏勝利」などの例を引き合いに世論調査は信用できないとの声もあり、こればかりはフタを空けてみなければわからない。わからないからには、事前に市場が様子見姿勢を強めることもあろう。
 いよいよスタートした米年末商戦は出だし好調との声も聞かれるし、12月米利上げの可能性はもはや既定路線となりつつある。ドル高・円安、日本株高の大きな流れは継続すると思われるものの、目先調整の可能性には留意しておきたい。
(11/26 13:00)

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プロフィール

  • 著者近影 田嶋 智太郎(たじまともたろう)
    昭和63年、慶応義塾大学卒業後、国際証券(現三菱UFJ証券)勤務を経て、経済ジャーナリストに転身。これまでにNHK「くらしの経済」、テレビ朝日「やじうまプラス」などのコメンテータを務め、年間で全国およそ200ヶ所の講演を続ける。現在は日経CNBC「一発回答!銘柄ナビ」レギュラー。「株に成功する技術と失敗する心理」(KKベストセラーズ)など著書も多数。

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