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外貨投資 転ばぬ先の智慧

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第563回 年末年始のドル一段高に期待!?

2016年12月26日

 やはり、クリスマス休暇前の米・日株価やドルは一旦調整含みの展開となり、NYダウ平均=2万ドル・日経平均株価=2万円・1ドル=120円の其々大台乗せは、休暇明け後に持ち越しとなった。いずれも目先的な高値警戒感や割高感を少々強く感じることは否めないが、当面の目標となる「水準」に到達すること自体が自己目的化することもあるのが相場というものである。よって、この年末から年明けの展開には大いに期待したい。
 実際、休暇前の市場にはポジション調整や利益確定などに伴う売りが相当程度出ていたのにも拘らず、米・日株価やドルはかなり底堅く推移した。日経平均株価に至っては、先週20日に取引時間中(ザラ場)と終値の両方で年初来高値を更新し、翌21日もザラ場で年初来高値を更新している。
 その意味で、この年末から年明けにかけてドル/円が直近高値=118.65円を上抜ける展開となれば、いきおい119円台半ば(昨年6月高値から今年6月安値までの下げの76.4%戻し)から120円あたりの節目水準にトライする可能性は十分にあろう。また、年初来高値の121.68円あたりの水準というのも、当面の上値の目安として一応は念頭に置いておきたい。

 ただ、仮に其々が目標水準に到達した場合、よくある当面の目標達成感の拡がりから一旦は従前の勢いが失速することもあり得なくない。また、一部が目標到達寸前で押し戻されるような展開となった場合には、その失望感から一旦は売り優勢の展開となる可能性もあろう。2016年がそうであったように、年が変わった途端に相場の顔つきがガラリと変わるということは往々にしてあり得る。また、実際に1月下旬のトランプ米大統領就任のときが近づくと、多くの人々が夢(幻想)から醒めて、急に先行き(現実)を不安視し始める可能性もないではないものと思われる。確かに、トランプ氏が選挙戦のなかで掲げた公約がどの程度まで実現できるかはまったくの未知数である。
 ただ、もともと足下では米国経済の成長が加速し始めるための素地が時間の経過とともに整ってきていた。しかるに、これまでに掲げられた公約の一部でも実現する運びとなれば、それは米国経済の成長を大いに刺激するものになると考えることもできるだろう。足下で米・日株価やドルの強気の流れが続いているのは、必ずしもトランプ改革に対する期待だけが原因ではない。

 先週は、11月の米中古住宅や米新築住宅の販売件数が発表され、その強めの結果によって米住宅市場の堅調さが裏付けられた。もちろん、米雇用情勢が劇的な改善ぶりを見せていることは今さら言うまでもない。ことに、最近は米国で「自発的離職者の数が概ね月間300万件程度で高止まりしている」という点が注目される。これは、平たく言うと「こんな仕事など誰がやるものか」と覚悟を決め、離職に踏み切る被雇用者が少なくないということで、米雇用市場が高度に“売り手市場”の状態にあることを如実に物語るものと考えられる。こうしたことが人々の賃上げ期待を一層高め、今後は一段と消費や生産(製造)を活性化させることにつながるものと見られる。
 また、ここにきてユーロ圏ならびに日本の金融政策と米国のそれとの方向性の違いがより顕著なものになっているという点も見逃せない。そこに見られる鮮明なコントラストが足下でドル強気の流れを後押しする一因でもあると思われる。
 ドル強気の流れは、足下でユーロ/ドルの下落をも加速させている。目下は「2015年の年初あたりから約2年間に渡って形成していた価格レンジを明確に下放れるかどうかの瀬戸際」という状況で、目先はその点にも注目しておきたい。
(12/26 08:50)

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プロフィール

  • 著者近影 田嶋 智太郎(たじまともたろう)
    昭和63年、慶応義塾大学卒業後、国際証券(現三菱UFJ証券)勤務を経て、経済ジャーナリストに転身。これまでにNHK「くらしの経済」、テレビ朝日「やじうまプラス」などのコメンテータを務め、年間で全国およそ200ヶ所の講演を続ける。現在は日経CNBC「一発回答!銘柄ナビ」レギュラー。「株に成功する技術と失敗する心理」(KKベストセラーズ)など著書も多数。

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