FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

FX・CFD・証券取引・外国為替のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > 外貨投資 転ばぬ先の智慧 > 第565回 なおもドル/円は下降チャネル内で推移…
外貨投資 転ばぬ先の智慧

最新の記事

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

第565回 なおもドル/円は下降チャネル内で推移…

2017年01月23日

 ついに、トランプ米新政権が始動した。先週20日には米大統領就任式ならびに就任演説が行われたが、大方の想定通り、演説の内容は新味に乏しく、具体的な政策の中身にも踏み込んでいなかったという印象。果たして、大胆な経済改革をどれだけ強力に推し進めるのか、とりあえずは2月初旬に示される予算教書の中身などを確認したうえで、就任後100日間の動き方を見定めながら評価・判断して行くということになろう。
 目下のところ、市場に提供された材料として重要視されているのは、一つに先週18日のサンフランシスコでのイエレンFRB議長による講演の内容と言える。イエレン氏は「FRBは無党派であり、短期的な政治圧力を遮断するように設計されている」、「利上げを先送りし過ぎれば、物価が高くなりすぎて、金融市場も不安定になるリスクがある」などと述べており、たとえトランプ氏が「米金利とドルの低位安定」を志向しようとも、今後の米国経済が順調に成長すれば、自ずとFRBによる利上げ実施の期待は強まり、必要的にドル買い圧力も強まりやすくなると見られる。
 また、トランプ新政権において財務長官に指名されたムニューチン氏が「長期では強いドルが重要だ」と述べた点も見逃せない。周知のとおり、これはトランプ氏が米紙のインタビューに対して「ドルは強すぎる」と発言したことで市場に動揺が広がったことを受けて、早々にもその火消しに動いたことによる。
 言うまでもなく、米大統領は独裁者であるはずがなく、議会があるため大統領の意向がそのまま実現するわけでもない。そもそも米共和党と新閣僚の面々が大統領の独善を放置し続けるはずなどないことは、あらためて理解しておきたい。
 
 テクニカル観点からすると、まずドル/円はいまだに年初から形成されている下降チャネル内での推移を続けている。先週19日、20日には一時的にチャネル上辺を上抜ける動きも見られたが、両日ともに終値では同水準を上抜けていない。当面は、一つにこのチャネル上辺をクリアに上抜けるかどうかを見定めたい。
 一方で、先週19日、20日の値動きは一目均衡表の日足「雲」上限の水準に下値を支えられるような格好となり、場合によっては先週18日につけた安値=112.56円が目先の底となった可能性もあろう。当然、今しばらくは日足「雲」上限が下値サポートとして機能し続けるかどうかという点にも注目しておきたい。
 昨年12月15日高値と今年1月3日高値をダブルトップをした場合、そのネックラインが位置する昨年12月30日安値=116.03円との値幅から考えて113円あたりが一つの下値の目安となりやすい。また、ドル/円の週足で見ると一目均衡表の週足「雲」上限が足下で112.12円に位置しており、同水準も下値を支えやすいと見られる。さらに、昨年11月9日安値から12月15日高値までの上昇に対する38.2%押しの水準は112円あたりであり、やはり先週18日安値をもって年初からの調整が一巡した可能性があるということにもなろう。
 なお、次第に月末が近づくなか、ドル/円の1月の月足終値が31カ月移動平均線(31カ月線)よりも上方に位置することとなるかどうかという点も一つの重要なポイントと見ておきたい。ちなみに、先週20日時点の31カ月線は114.31円に位置している。

 少々気になるのはユーロ/ドルの動きであり、足下では1.0700ドル台にまで値を戻す思いのほか強めの価格推移となっている。先週20日には一目均衡表の日足「雲」のなかに潜り込み、日足の遅行線は日々線を上抜けてきている。当面、どこまで戻り余地を拡げるのか大いに注目しておかねばなるまい。
(01/23 09:10)

このページの先頭へ

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 田嶋 智太郎(たじまともたろう)
    昭和63年、慶応義塾大学卒業後、国際証券(現三菱UFJ証券)勤務を経て、経済ジャーナリストに転身。これまでにNHK「くらしの経済」、テレビ朝日「やじうまプラス」などのコメンテータを務め、年間で全国およそ200ヶ所の講演を続ける。現在は日経CNBC「一発回答!銘柄ナビ」レギュラー。「株に成功する技術と失敗する心理」(KKベストセラーズ)など著書も多数。

コラム一覧

鈴木郁雄の実践トレーディング 外国為替古今東西 行天豊雄 外貨投資 転ばぬ先の智慧 田嶋智太郎
市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
為替の話・トレンドを掴め! 木村佳子
武市のなぜなにFX 武市佳史

FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引および証券取引に関するご注意

パートナーズFX、パートナーズFXnanoおよびCFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格とには差額(スプレッド)があります。

取引手数料は無料です。ただしパートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの受渡取引に限り、1通貨単位あたり0.10円の手数料をいただきます。

パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの証拠金は、取引の額の4%の額と、金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額のうちいずれか大きい額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。

CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。 国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.7%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,700円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会

このページの先頭へ

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > 外貨投資 転ばぬ先の智慧 > 第565回 なおもドル/円は下降チャネル内で推移…