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第445回 注目は「噂で買って、事実で売る」よりも「ドット・チャート」 ‐ FOMC

2015年12月11日

マネーパートナーズからのお知らせ:

2015年12月18日(金)の本コラムは、筆者都合により休載します。なお直近のマーケット状況につきましては、当社お客様限定ですが『会員専用サイト』内で公開の特別動画『マーケット・チェック 15分Webセミナー』にて、筆者が解説しております。


 いよいよ来週15-16日に、FOMCを迎えます。先週4日の米雇用統計は非農業部門雇用者数が+21.1万人となり、9-10月数値にも上方修正が加わりました。利上げに関しては“ほぼ疑いようがない”ところであり、マーケットもすでにそれを織り込んでいます。現在は原油安からくる株安の連鎖がリスク回避姿勢につながり、ドル円の逆風として吹いていますが、かなりの部分が織り込まれている“0.25%(25bp)の利上げ”そのものに関しては、波乱要因になるとは想定しづらいところです(据え置きながら別ですが…)。


 ただしその後に急激なペースで原油安が進み、直近は「利上げペースは非常に緩慢」とのアナウンスもFOMCメンバーから目立ちます。このため17人のFOMCメンバーによる金利/経済見通し、特に来年末時点のFF金利を予想するいわゆる「ドット・チャート」がポイントとなる可能性は高く、ドルの命運を左右しそうな雰囲気を醸し出しています。アナウンス効果で“見通しの引き下げ”もすでに織り込まれている可能性は高く、ポイントは“どの程度引き下げられるか(回数が減るのか)”と考えるのが自然です。


 9月FOMC時における「ドット・チャート」を見ると、2016年末予想の中央値(平均値)は1.375%(0.25%ずつとすれば計4回)でした。これに対するマーケットの思惑は「0.875%(計2回)」「1.125%(計3回)」で真っ二つに割れています。「前者ならばドル売り」「後者ならドル買い」と考えますが、こればっかりは蓋を開けてみるまではわかりません。


 ただし最も懸念すべきはユーロのような「噂で買って、事実で売る(失望売り)」は、今回の原油安に伴うリスク回避の影響で「すでに入った」格好です。となると、懸念としては残るものの、「ドット・チャート」の期待感はそれほどでもなく、当然失望もそれほど入らない…。素直に“ドル買い”を期待してもいいのでは…?

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

コラム一覧

鈴木郁雄の実践トレーディング 外国為替古今東西 行天豊雄 外貨投資 転ばぬ先の智慧 田嶋智太郎
市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
為替の話・トレンドを掴め! 木村佳子
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