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第452回 決して悲観論ばかりではない - ただ予断を持つことなく、慎重になる必要有…

2016年02月26日

 今週末(26-27日)、いよいよ運命の上海G20(財務相・中央銀行総裁会議)が行われます。「年初からのマーケット混乱の懸念共有」「通貨切り下げ競争(介入)の是非」「財政政策の補完」等が話し合われると見られますが、年初からのマーケットの混乱に振り回されて投資家心理が不安定な状況下での開催ですので、週明けのマーケットは大きく揺れ動く可能性が指摘されるところです。


 一部で期待される国際協調の可能性は、個人的に低いと思っています。このため“失望→リスク回避再燃→底割れ”という可能性が否定できず、懸念は残ります。しかし事前の期待感もそれほど台頭しているわけではありませんので、“失望もそれほど大きくない”という可能性は結構あると思っています。テクニカル的にもドル円が「“ダブルボトム(11日安値/24日安値)を形成しにかかっている」との思惑が立ちやすい形状であり、ローソク足も24日に“安値圏で下髭の長い十字線”も描いたことで、悲観論一色となる状況には違和感を覚えるからです。


 ただし今回の円買い(日本株売り)の流れは“人民元売り(上海株売り)の代替”との見方が一部に流れており、この見方が正しいとすれば注意が必要です。なぜなら中国を巡る懸念を払拭・後退させる内容にならない限り、G20をスタートラインとしてさらに下値を追ってくる可能性が拭えないからです。もしかすると「中国経済はいずれハードランディング必至」と煽ることで、リスク回避を再び仕掛けてこないとも限りません。


 “介入警戒感”も残っていますので、“過度の悲観論巻き戻し→底割れ回避”という展開を想定(期待?)していますが、決して予断を持たないようにしたいところです。声明内容というのは蓋を開けてみるまでわからないものであり、仮に後者の見方が正しければ再びリスク回避が席巻する展開になりかねないのですから…。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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鈴木郁雄の実践トレーディング 外国為替古今東西 行天豊雄 外貨投資 転ばぬ先の智慧 田嶋智太郎
市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
為替の話・トレンドを掴め! 木村佳子
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