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第466回 “急反落への懸念”が頭をよぎるが、“もう一段の上値追い”が先行する可能性…!?

2016年07月15日

マネーパートナーズからのお知らせ:

2016年07月22日(金)の本コラムは、筆者都合により休載します。なお直近のマーケット状況につきましては、当社お客様限定ですが『会員専用サイト』内で公開の特別動画『マーケット・チェック 15分Webセミナー』にて、筆者が解説しております。



 “リスク回避の巻き戻し”、その後は市場最高値を更新したNYダウに象徴される“リスク選好”がマーケットを席巻した1週間でした。けん引したのは、いわゆる“ヘリコプターマネー”への思惑です。これで“戻りの急所(分水嶺)”と見られた103円台をあっさりと突破すると、“2つ目の戻りの急所(分水嶺)”である105円ラインをもあっさりと超え、そして本日は106円ラインをも突き抜けました。さすがに先週末安値(99.982円・Bid)からの上昇が6円強に達した“往き過ぎ感”と、本邦3連休を控えた“スケジュール感”が上値を押さえ、現在は“利益確定売り”が優勢となっていますが、それでも「頭打ち⇒反落観測」はほとんど見られていないのが実状です。


 今回の動きは紛れもなく“投機的なフロー”であり、その背景にあるのは“ヘリコプターマネー”という不確実な思惑になります。にもかかわらず“前のめり的”に織り込みにかかる現在の値動きは、まるでハシゴを外された“4月日銀会合”直前の雰囲気と同じであり、“違和感”を覚えます。「いつ崩れ出してもおかしくない」との疑念が頭をよぎるのも事実であり、「早ければ来週にも…」とされる“巻き戻し(円高)圧力”には十分に警戒しておく必要があります。


 ただ“投機的なフロー”であるにもかかわらず、現時点日米双方の当局から“不快感の表明”はなされておりません。またハシゴを外されるとの懸念はありますが、結果が判明する日銀会合までには“2週間”という時間的猶予が存在しています。つまり“思惑”だけの先行であっても、さらなる上値追いが演じられても何ら不思議ではないということになります。


 “3つ目の戻りの急所(分水嶺)”と見られるのが、「50日移動平均線(現在は106.320円)」「5/30~6/24の61.8%戻し/200週移動平均線(同106.646円)」「6/24高値/4/22~6/24の61.8%戻し(106.835円)」という“106円半ば~後半”です。この突破の有無が“利益確定売り”と“巻き戻し”の差(違い)を握っていると考えられますが、前記した懸念等もあり、急騰した後であるにもかかわらず“にわか上値期待”はそれほど台頭しておりません。「方向感の定まらない乱高下(いわゆる鉄火場?)」を警戒せざるを得ない来週と考えますが、「結果が判明する再来週末(29日)」までは“思惑先行の上値追いは続く”という可能性も、やはり捨てずに残しておきたいところです。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

コラム一覧

鈴木郁雄の実践トレーディング 外国為替古今東西 行天豊雄 外貨投資 転ばぬ先の智慧 田嶋智太郎
市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
為替の話・トレンドを掴め! 木村佳子
武市のなぜなにFX 武市佳史

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