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第471回 いよいよジャクソンホール - どちらに転んでも“下値は浅い…!?”

2016年08月26日

 ワイオミング州・ジャクソンホールの経済シンポジウムにおけるイエレンFRB議長講演を巡り、マーケットは様子見ムードに包まれています。近いとされるダドリーNY連銀総裁/フィッシャーFRB副議長を含め、複数のメンバーが『9月利上げの可能性』について言及していますが、なかなか“米早期利上げ観測”が台頭しない状況が続いています。これは賃金低迷・低インフレ等が背景にした“米早期利上げへの懸念”、日欧英が緩和に傾斜する中で米国だけが引き締め(利上げ)に動くことへの“違和感”、そしてどうしても下方向に持っていきたい?“短期筋の存在”が考えられるところです。

 …ということでマーケットが注目していますが、兎にも角にもその結果が本日出ます。「タカ派に寄ればドル買い」「従来通りならばドル売り」と見られますが、こればっかりは結果を見てみるまではわかりません。このため“過度の期待感は禁物”であり、“決め打ちも厳禁”といえます。どちらの結果になったとしても、臨機応変に対応できる“柔軟さ”が求められる局面といえるかもしれません。

 ただ直近の膠着は「エネルギーを相当貯め込んだ」と考えるのが自然であり、短期的なテクニカルも「きれいな三角保ち合い」を形成しています。つまりどちらの結果になったとしても「大きく動く可能性は高い」ということだけはいえそうです。

 個人的には「早期利上げを無視し続けるマーケットが“しっぺ返しを食らう”」と考えていますが、見方が割れている状況では異を唱える方も少なくないでしょう。ただ“6/24安値(98.898円)”は割り込んでおらず、再び100円を割り込んだ“8/16安値(99.518円)”時には“比較的長い下髭”を描いたテクニカル形状は、「早期に8/16安値を割り込まなければ“下落トレンド加速とはいえない”」というものになります。それでいて直近の100円割れには「投機的な先走り感」が否めず、さらなる仕掛け的な動きには懐疑の目を向けざるを得ません。

 あくまでも“決め打ちせず”“結果を見てからの動き出し”に徹するべきだと考えますが、タカ派に寄っても、寄らなくても、意外と下方向への動きは緩慢…?100円割れで週を跨ぐことになると、来週には「かなり円高が進行する可能性」があることを踏まえた上での味方ですが…。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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鈴木郁雄の実践トレーディング 外国為替古今東西 行天豊雄 外貨投資 転ばぬ先の智慧 田嶋智太郎
市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
為替の話・トレンドを掴め! 木村佳子
武市のなぜなにFX 武市佳史

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