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第481回 「売りやすく、買いづらい」が続く限り、簡単に“頭打ち”は訪れない…!?

2016年11月25日

マネーパートナーズからのお知らせ:
2016年12月2日(金)の本コラムは、筆者都合により休載します。なお直近のマーケット状況につきましては、当社お客様限定ですが『会員専用サイト』内で公開の特別動画『マーケット・チェック 15分Webセミナー』にて、筆者が解説しております。

 “トランプ期待(現在はトランプノミクス・トランポノミクスとも…)”をキッカケに上値を追い出したドル円は、あれよあれよという間に114円手前へ上伸しました。さすがに“往き過ぎ”ということもあり、現在は112円半ばまで値を落としています。ただこれで「天井を打った?」と問われれば、個人的には“???”といわざるを得ないところです。

 ここまで上伸した理由としてはいくつかありますが、最も大きいと見られるのは「財政支出+大型減税」、そこから派生する「インフレ観測」です。これが米10年国債利回りを急伸(債券価格は下落)させ、史上最高値を更新するNYダウと相俟って“金利選好+リスク選好”を演出したことが上げられます。さらに「米12月利上げ観測」「日銀、指値オペを初実行」から派生する「日米金利格差拡大観測」も加わり、“飛ぶ鳥を落とす勢い”で駆け上がっているという構図です。

 ここで出てきた「指値オペ」とは、9月日銀金融政策決定会合時に導入した「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」に伴い、「日銀が指定する利回りで“国債を無制限に買う”」行為を指します。日銀が考えるイールドカーブから乖離した場合の措置ですが、“国債を無制限に買う”はマーケットに与えるインパクトは大きいといわざるを得ません。つまり米国側の期待感(ドル買い)のみならず、日本側の期待感(円売り)も台頭していることになります。

 現在はいわゆる「買いづらく、売りやすい」というマーケット環境になっていることで、“機関投資家等のドル買い遅れ”が目立ちます。このため「押したところでは、すかさずドル買いに動いてくる」ことが期待されるところです。一方で売った向きは「担がれ(場合によっては踏み上げられ)」ており、疲弊していると考えられます。つまり“大きく押し下げる要因は皆無”と考えるのが自然ということになります。

 テクニカル的には“明らかに往き過ぎ”を示しており、“過熱感”“高値警戒感”も根強いものがあります。このため見方は分かれており、ここからは“荒い値動き”となる可能性は高いといわざるを得ないところです。それでもここまで来れば、冒頭から記してきた前提が大きく転換でもしない限り、“週足・一目均衡表先行スパン上限(現在は115.618円)”とほぼ重なる“15/6/5~16/6/24の61.8%戻し(115.550円)”辺りまで「すんなり上昇してもおかしくない」と考えたいところです。

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

コラム一覧

鈴木郁雄の実践トレーディング 外国為替古今東西 行天豊雄 外貨投資 転ばぬ先の智慧 田嶋智太郎
市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
為替の話・トレンドを掴め! 木村佳子
武市のなぜなにFX 武市佳史

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