第513回 本日の米雇用統計は、「期待の募る“分水嶺の攻防戦”」…!? | FX・証券取引のマネーパートナーズ-外為を誠実に-

FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

武市のなぜなにFX

最新の記事

第513回 本日の米雇用統計は、「期待の募る“分水嶺の攻防戦”」…!?

2018年02月02日

マネーパートナーズからのお知らせ:2018年2月16日(金)の本コラムは、筆者都合により休載します。
なお直近のマーケット状況につきましては、19日の「東京マーケットワイド(東京MX等で放送)」に筆者が電話出演した際にコメントしております。
その際のYouTube動画を当社公式Twitter、および当社公式Facebookにて公開しておりますので、ご覧いただければ幸いです。

・【当社公式Twitter】東京マーケットワイド・FXフォーカス2月16日
https://twitter.com/ManepaOfficial/status/964432974841131013
・【当社公式Facebook】東京マーケットワイド・FXフォーカス2月16日
https://www.facebook.com/manepa.fx/posts/1640419529330384

 上方ブレイクし損ねた後、ドル円は想定していた以上に下落しました。米暫定予算への懸念/日銀緩和縮小観測(いわゆる日銀出口への思惑)/ドル安政策への転換懸念等…、「手を変え、品を変え」して下値を追い、「ドル安は貿易にとってよいこと(ムニューシン米財務長官)」発言で110円割れ、そして「ようやくインフレ目標(2%)に近付いてきた(黒田日銀総裁)」発言で108.266円(1/26安値)まで突っ込みました。

 もっともそうした下値追い材料は“一つ一つ剥落もしくは後退”に転じており、現在は下げ渋りに転じています。特にFOMC声明(31日)で「物価見通しが引き上げ」られたことで、無視され続けてきた米金利先高観にもようやくスポットライトが当たり始めており、米10年国債利回りが2014年4月以来の2.80%乗せを試す中、昨日(1日)には109.746円まで持ち直しました。

 昨日、上値を押さえ込んだ109.75円水準は、「1/26高値(109.765円)」と共に「1/8高値-1/23高値を結ぶ下落トレンド(109.70円)」「日足・一目均衡表転換線(109.725円)」とも合致する、いわゆる“重要な節目”に当たります。特に前者は“上下に髭を持つ長大陰線”を描いた1/26のローソク足の上限に当たり、その後は“高値/安値共に抜かれていない”という経緯を持っています。つまりその後に描かれた本日までのローソク足5本と“孕み(はらみ)線を形成”している格好になります。直近5本が切り上がっていることを考えると
「陰の陽孕み」と呼ばれるものであり、テクニカル的には“何かのキッカケさえあれば上昇トレンドに転換する”が示唆される形状といえます。

 こうした状況下、本日は米雇用統計が予定されています。直近は“しょぼい動き”が続く同指標ですが、キッカケくらいにはならないか…?金利先物市場から見た3月利上げの織り込み度はすでに「約78%」に達していますので、これがテーマであれば影響は軽微に留まるでしょう。しかしFOMC声明の上方修正で“予想以上に利上げペースが早まる可能性”に発展するようなことがあれば、年4回利上げの織り込み度は「わずか21%」。大きなサプライズとなっても不思議ではありません。

 前記“1/26の孕み線上限(109.765円)”を明確に突破すれば「文句なし」、仮に越え切れなくても“実体部分上限(1/26始値:109.407円)を終値ベースで維持”できれば「来週以降の期待は残る」…?割り込むと“1/26安値(108.277円)割れ⇒昨年9/8安値(107.319円)割れ窺い”となる可能性はゼロではありませんが、前記したように“下値追い材料は剥落もしくは後退中”…。

 もちろん“結果次第”であることは変わりませんが、本日の雇用統計は「期待の募る“分水嶺の攻防戦”」といえるかもしれません。


※当コラムは毎週金曜日の更新です(金曜日が祝日の場合は休載となります)。

このページの先頭へ

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

コラム一覧

鈴木郁雄の実践トレーディング 外国為替古今東西 行天豊雄 外貨投資 転ばぬ先の智慧 田嶋智太郎
市場養生訓 小口幸伸
為替大観 小池正一郎
為替の話・トレンドを掴め! 木村佳子
武市のなぜなにFX 武市佳史

FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引および証券取引に関するご注意

パートナーズFX、パートナーズFXnanoおよびCFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格とには差額(スプレッド)があります。

取引手数料は無料です。ただしパートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの受渡取引に限り、1通貨単位あたり0.10円の手数料をいただきます。

パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの証拠金は、為替リスクを想定し通貨ペアごとに当社が定める額と、金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額のうちいずれか大きい額とします。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。

CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。 国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.7%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,700円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会

このページの先頭へ

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > 武市のなぜなにFX > 第513回 本日の米雇用統計は、「期待の募る“分水嶺の攻防戦”」…!?